ITライフハック

iPadが、国内でもいよいよ発売となった。電子ブックリーダーとしての利用をはじめ、さまざまな機能が注目を集めている。iPadの魅力の1つに、数多くのアプリを自由に追加できることがある。有料、無料のアプリがあるが、無料版の中にも役立つアプリは多い。ここでは、無料でビジネス効率をアップできるアプリを3本ピックアップした。iPadを購入済みの方ならぜひ試してほしいし、iPadでどんなことができるか知りたい人も参考にしてほしい。

■知っ得 No.0145　iPadでビジネスを効率化するアプリを利用する
iPadでビジネスを効率化できる無料アプリとして、紹介するのは、マインドマップ風にアイデアをまとめる「Idea Sketch」、テキストや手書きの情報を組み合わせてノートを書ける「Sundry Notes」、手軽にタスク管理できる「EasyTask」の3本だ。iPad向けのビジネスアプリは今のところ英語版がほとんどだが、いずれもそれほど迷わず使い始めることができる。ここで紹介したアプリを探すときには、App Storeでアプリ名を入力し、検索してみてほしい。

●「Idea Sketch」でマインドマップ風にアイデアをまとめる
アイデアをまとめたいときに、紙面に項目を書き出して、関連する項目を線で結んでいく方法がある。単に箇条書きするよりも、アイデアを広げやすい。「Idea Sketch」では、円や四角形のテキストボックスに項目を書き出し、指先のドラッグ操作でどんどん結びつけていける。項目の移動も指先でできるなど、iPadのタッチパネルを活用してアイデアをまとめられるアプリだ。

まず、最初の画面で「+」ボタンをタップして、「Add New Idea」にタイトルを入力する。「新製品の企画」や「イベントの企画」などのタイトルを入れておこう。続いて、画面下の「+」をタップすると、「Details」画面が出るので、項目名や内容を入れていこう。テキストボックスの色と形も選択する（画面1）。

画面1　「Details」画面が出たら、項目名と内容を入力。テキストボックスの色と形も指定する。

項目を追加したら、移動したり、線で結んだりする。テキストボックスをタップすると、ボタンが表示される（画面2）。左下の「線」ボタンを他のテキストボックスまでドラッグすると、線で結ばれる。左上の「十時」ボタンを押しながらドラッグすると、移動できる。

画面2　アイデアに関する項目をどんどん追加していく。移動したり、線で結んだりしよう。右上の「＞」ボタンは詳細情報の表示、右下の「▼」ボタンは項目の折りたたみになっている。

●「Sundry Notes」で文字、手書き、写真、サウンドを組み合わせたノートを作る
「Sundry Notes」は、テキストだけでなく、手書きの図形や文字、写真、サウンドまで貼ることができるノート。会議や取材のメモをまとめたり、さまざまな情報をスクラップブック風に貼り付けられる。

まずは、最初の画面で「Create a new note」をタップして、ノートのタイトルやタグを付けておく。以降は、画面の下に表示されるアイコンを選んで、ノートを記述していく操作だ（画面3）。

画面3　「ペン」のアイコンを選ぶと、手書き入力ができる。パレットから色を選んだら、画面上をなぞって、文字や図を描ける。

続けて、写真を貼ったり、サウンドを貼ってその場の会議の内容を録音したり、さまざまな情報を貼り付けていく（画面4）。

画面4　テキスト、手書き、写真、サウンドなどさまざまな情報が1ページの中にまとめられる。

●「EasyTask」でタスクを進行管理する
いくつもの作業を並行してこなしているときには、タスク管理のアプリを利用すると、効率良く作業を裁くことができる。「EasyTask」で、タスクの内容や期間、重要度を設定すると（画面5）、「今日」「明日」「次の7日」など締めきり時期を整理して表示してくれるので、わかりやすい（画面6）。