- ITライフハック編集長が3Gモデルを選んだ理由 -

iPadが日本国内でもついに発売された。熱狂的なモバイルユーザーは、すでにiPadを購入した人も多いが、これからiPadを購入しようと考えていると人が多いだろう。

iPadでは、3Gデータ通信と無線LANが使える「3G+Wi-Fiモデル(3Gモデル)」と無線LANのみが使える「Wi-Fiモデル」の2種類が用意されている。また、3Gモデルには、通信プランが異なる「定額プラン」と「プリペイドプラン」がある。それぞれのモデルにメモリー容量が異なる16GB/32GB/64GBモデルがある。

さて、結構、いろいろあるわけだが、実際にiPadを購入するなら、どれがよいのだろうか。

多くの人が、一番悩むのは「3Gモデル」にするか、「Wi-Fiモデル」にするかだろう。そこで、iPadの実際の使い方と機能の違いから、その答えを導き出してみよう。

■出先でもインターネットを使い放題できる3Gモデル
メモリー容量の違いで若干異なるが、3GモデルはWi-Fiモデルに比べて1万円ほど割高でとなっているが、この1万円に目がくらんでWiFiモデルを購入すると、あとあと大きな差となる。

筆者がiPadで使いたい機能にインターネットでの情報収集とメールチェックがある。この目的を果たすために3Gモデルを購入したわけだ。

●どこでもネットやメールが使える
たとえば、外出した場合を考えてみよう。Wi-Fiモデルの場合は、あらかじめ契約している無線LANエリア内でなければ、インターネットに接続ができない。3Gモデルであれば、3Gの電波さえ入れば、どこでもインターネットに接続することができる。3Gモデルは、場所を選ばずにインターネットを利用できるわけだ。

インターネットが利用できれば、メールもその場で確認することができる。単にメールをチェックして読むだけであれば、携帯電話やiPhoneのようなスマートフォンでも良いわけだが、長文やビジネスメールの返答をしようすると、携帯電話やスマートフォンでは辛くなる。このためビジネス用にノートパソコンを持ち歩く人がいるくらいだ。

そこでiPadだ。
iPadもキーボードレスだが、大きな画面に表示されるソフトウェアキーボードは、小型のノートパソコンのような大きさで、キーボードの無い手帳型スマートフォンとは大きく違うのだ。ソフトキーボードではあるが、この大きさなら長文の入力も苦にはならないのだ。
iPadのソフトキーボードなら、メールでの長文も苦にならない

■スケジュール管理や情報整理にも便利
iPadを仕事の道具として使う場合に、3GモデルはWi-Fiモデルにはない利便性がある。

最近のビジネスパーソンは、スケジュール管理にGoogleカレンダーを利用指定いる人が増えている。
Googleカレンダーは、自分の予定を登録し、予定の時間が近づくとアラートやメールで知らせてくれるだけでなく、同僚や上司、得意先のカレンダーも連携して、ほかの人の予定確認もネットさえ繋がれば、どこでも確認できる優れものだ。

どこでもスケジュール管理ができるGoogleカレンダーは、どこでもネット接続できてこそ真価を発揮するツール。
3Gモデルであれば、確認したい時、予定を変更したいときに即座のネットにつないで確認できので、時間を有効に使えるというわけだ。

さらに、最近人気の「Evernote」に代表されるクラウドサービスを利用できる点も見逃せない。「Evernote」は、テキストや写真、オーディオメモ、PDFをネット上に保管して、いつでも利用できるオンラインサービスだ。iPad専用クライアントソフトに加え、WindowsやMac用のクライアントソフトが用意されているので、オフィスのパソコンでクリップしたWebページを、外出時はiPadの画面で確認することができるなど、出先であってもリアルタイムに情報を整理することもできるというわけだ。
Evernoteを使えば、大切な情報を一括して管理することができる

■GPSでマップを活用できるのは3Gモデルだけ!
3GモデルとWi-Fiモデルとの違いは、通信環境だけではない。最も大きな違いは、3Gモデルには標準で搭載されているGPS機能が、Wi-Fiモデルには備わっていないのだ。

「Wi-Fiモデルでもマップはつかえる」という人もいるが、精度が違い過ぎるのだ。

確かに、Googleマップの位置情報はWi-Fiモデルでも使えるが、これは無線LANアクセスポイントの位置情報データベースを利用しているにすぎない。GPSによる位置情報の精度には及ばないことは、言うまでもない。

たとえば、初めて打ち合わせで出向く事務所の場合、あらかじめ地図で調べておいたにもかかわらず、現在地がわからずに道に迷ってしまったいう経験をしたことはないだろうか?

GPS機能が使える3Gモデルであれば、Googleマップ上に自分の現在地を正確に表示させることが可能だ。目的地である初めて行く事務所の場所にピンを立てておけば、現在地から目的地までのルートを移動しながら正確に把握することができるというわけだ。

GPS機能は、あとから追加することはできないため、GPSを利用したいと思っている人は3Gモデルを選んでおいたほうが良いわけだ。
iPad 3Gモデル+Googleマップなら、道に迷うことはないだろう

■月々1,500円のキャッシュバックは魅力
最近、人気の3G回線を使ったモバイルルータが人気だ。イー・モバイルやdocomoのモバイルルータとWi-Fiモデルを組み合わせて使おうと考えている人も多いだろう。

しかし、よく考えてみて欲しい。WI-Fiモデルにモバイルルーターを購入した場合、iPad以外でも使えるというメリットはあるが、そのぶんのモバイルルーターの購入費は別途にかかるし、通信事業者との手続きなどの手間も掛かる。

3Gモデルの場合、定額プランであれば、月々1,500円の割引(月割)が24ヶ月に渡り適用されるので、トータルで安くなるというわけだ。


iPad 3GモデルはWi-Fiモデルに比べて1万円ほど割高ではあるが、場所を選ばずにインターネットに接続できる点、あとから追加できないGPS機能が内蔵されている点、月々1,500円の割引が適用される点などで、お買い得なものとなっているといえるだろう。


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