パラシュートで上空より舞い降りる戦車、都市の上空では激烈なドッグファイトが繰り広げられる。一瞬にして戦場と化した大都会。その中で、飼い主を助けようと必死に奮闘する柴犬の愛くるしさに涙を抑えきれない感動のムービーです。

CGと特撮、空撮映像を駆使したハイクオリティな映像が、柴犬の可愛らしさを際立たせています。

■「SHIBAINU」

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【作品解説】
突如戦場となった街で柴犬が飼い主を救いだすハートウォーミングなムービー。

CGと特撮、空撮映像で再現された大迫力の戦場の中、感情豊かな柴犬が飼い主を助けるために奮闘する姿にハートが熱くなる作品です。この作品は、VFXから撮影、編集、空撮、出演に至るまでほぼ一人で制作されているのも驚きです。

このムービー「SHIBAINU」は、アニソン界で絶大な人気を誇る「JAM Project」の「Get over the Border」に合わせたミュージックビデオとしても再構成され、Short Shorts Film Festival & ASIA 2010で、ミュージックShortクリエイティブ部門でノミネート・上映されています。

■スケールの大きな映像を目指して
自分の持っている物を全て賭けて最大限にスケールの大きい映像を作ろうと思いました。
「SHIBAINU」は、戦場という非日常な世界ですが、そこから感情豊かな柴犬との生活の楽しさが伝わればと思います。

■CGで一人のデメリットを解消
実写の段階では撮影を円滑に進めカット数をこなすことを最優先にし、編集段階ではカメラワークなどに修正を加えて全体のクオリティを上げました。
カット数が多いのである程度全体を少なめのカット数でラフに作っていき、間のカットを埋めて全体のクオリティを少しずつ上げていく方針で制作しました。常に完成状態をイメージできるようにしてモチベーションを保って制作しました。

CGを使うことで、空中戦や爆発など、一人では到底実現できない映像を制作できました。
他にも一人で撮影する際の人手不足をCGによる後処理で補うことが出来ました。

■映像全体に関わっていきたい
「1カット1カットに手間と時間をかけて、色々なことを犠牲にして制作しましたので感慨深いです。」

今後は、WEB-CMなど小規模で映像全体に関われる仕事と考えていますが、臨機応変に自分に向いた分野を模索していきたいと思います。

■愛犬に優しいクリエイター
最近では、デジタル一眼レフカメラの動画機能にこっているそうだ。
好きな食べ物は魚系で、「SHIBAINU」に登場する愛犬に何時までも元気で長生きして欲しいと願う、優しいクリエイターだ。

■浜口泰昭氏プロフィール
CG・映像作家。撮影からCG,編集まで、ほぼ一人で制作したVFXショートムービー「SHIBAINU」が、ブロスタTVアワード2008 視覚効果賞を初めとして多数のコンテストで受賞。

受賞歴
2010/06「Get over the Border」Short Shorts Film Festival & Asia 2010ミュージックShortクリエイティブ部門ノミネート
2010/02「過去から歴史を受け継ぐ町・玉城町」地元CMコンテスト「LOVE LOCAL」 エキサイト賞
2009/10「SHIBAINU」デジタルクリエイターズコンペティション 優秀賞
2009/02「SHIBAINU」TSSショート・ムービー・フェスティバル 佳作
2008/10「SHIBAINU」ブロスタTVアワード 視覚効果賞
2005/07「MOMENT」TBS DigiCon6+1 奨励賞

「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」特別応援映像の制作も
2009年6月には、Yahoo!JAPAN エイプリルフール企画の、みんなの見たい名シーン投稿で一位になった『ヤシマ作戦』を、「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」特別応援映像としてCG映像化。
TV放送当時からのEVAの大ファンですので、制作する機会を頂いてほんとうに光栄でした。

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