自在に曲がる次世代ディスプレイ「有機TFT駆動フレキシブル有機ELディスプレイ」の開発試作機

ソニーのブースでは、薄く軽くやわらかく、耐衝撃性に優れる次世代ディスプレイ「有機TFT駆動フレキシブル有機ディスプレイ」の開発試作機とフレキシブル有機ELディスプレイのアプリケーション提案として、VAIO type Xシリーズよりも薄い「VAIO」や「Walkman」のデザインモックを展示している。

VAIO type Xシリーズよりも薄い「VAIO」のデザインモック
担当者によると、「VAIO」のデザインモックは画面だけでなく、キーボードも有機ELディスプレイにしてしまい、タッチパネルで入力を可能にするとのこと。
VAIO type Xシリーズよりも薄い「VAIO」のデザインモック

・薄く軽くやわらかい有機TFT駆動の有機ELディスプレイ
・非可食植物由来の環境配慮型プラスチックによるやわらかい本体
・衝撃を気にしないストレスフリーな扱い方やシームレスな大画面で様々な使用シーンを提案
左側面から見た「VAIO」のデザインモック

ポータブル音楽プレイヤー「Walkman」のデザインモック
写真:ポータブル音楽プレイヤー「Walkman」のデザインモック
・薄く軽くやわらかい有機TFT駆動の有機ELディスプレイ
・非可食植物由来の環境配慮型プラスチックによるやわらかい本体
・腕にフィットさせたシームレスなディスプレイに、グラフィカルな映像を表示することによるファッション性を提案

電子書籍端末「Reader」のデザインモック
写真:電子書籍端末「Reader」のデザインモック
・薄く軽くやわらかい有機TFT駆動の有機ELディスプレイ
・非可食植物由来の環境配慮型プラスチックによるやわらかい本体
・本体のやわらかさを活かした本のように扱える直感的な操作感の提案
左が電子書籍端末「Reader」、右がポータブル音楽プレイヤー「Walkman」

担当者によると、「今までは実現できなかった曲面など、いろいろな場所に液晶ディスプレイを貼り付けられます。すべてのディスプレイで補える、未来のディスプレイデバイスです。」とのこと。

開発試作機のポイントは、表示素子の駆動に柔軟性のある有機薄膜トランジスタを用いた点だ。2.5インチ、薄さ0.2mmの超極薄なディスプレイだが、通常の液晶と遜色がない画面表示を実現しており、かなり曲がっていても問題なく動作している点に驚かされた。

ソニー
■もっとCEATEC JAPAN 2009の記事をみる
さらば電池切れ!KDDI、燃料電池内蔵ケータイ
手で触れるくらいの迫力!ソニー、迫力の液晶テレビ「3Dブラビア」
ため息が出る美しさ!東芝、次世代テレビ「CELLレグザ」を初披露
3D映像技術も展示!最先端IT総合展「CEATEC JAPAN 2009」を開催