連日の猛暑日で、ついつい自販機でジュースを購入する機会が増えている人は多いはずだ。しかし、自販機は販売品目が限られているため、「本当は○○が飲みたいけど、ないから○○を買ってしまった」といった具合に、妥協をしてしまうことも案外多いのではないだろうか。

そんな売る側と買う側のミスマッチを減らしてくれるのではと、期待されているのが、JR東日本ウォーターサービスが8月10日より展開している次世代自販機だ。

この自販機のスゴいところは、なんといっても「マーケティング頭脳」を持っている点だ。自販機上部のセンサーが顧客属性を自動判定し、属性ごとにオススメの販売品目を変えることができる。また、顧客属性だけでなく、季節、時間帯、環境などにも応じて、販売する商品が変わっていくのだ。

次世代自販機の登場によって今後は、「もう夏なのにホットのコーヒーがやたら多い」「汗びっしょりで炭酸が飲みたいのに、売ってなかった」といったミスマッチもかなり減少するだろう。

ちなみに、この次世代自販機はタッチパネル式なので、販売している品目のモックを展示する旧来の自販機と違い、顧客ごとに販売品目を一瞬で変えるという芸当も可能だ。さらにブランドミックスなので、○○社のジュースしか購入できないといったこともない。

現在のところ、設置されているのはJR品川駅の2台のみだが、今後2年間で本格展開していく予定とのこと。属性情報を含むPOS情報は、自販機をコントロールするサーバに送られ、マーケティングデータとして活用されるので、アナタの最寄駅に登場するころには、商品を提示する精度もさらに向上していると推察される。

自販機イノベーションをいますぐ体験したい人は、品川駅に行ってみよう!

JR東日本ウォータービジネス

ITライフハック
ITライフハック Twitter

■ビジネス関連の記事をもっと見る
ケータイは高精細で2画面の時代へ!シャープ、液晶コントロールICを開発
アムロ、飛びます!ガンダムジェットが日本の空を翔る
太陽光発電をメジャーに!パナソニックグループの戦略が明らかに
総力を結集!パナソニック、太陽電池事業に本格参入