インターネットの世界では、もはや欠かせない存在であるスラング。前回の「知らないのはもったいない! 頻出 ネットスラングの意味」は「w」や「TL」、「△」などの、メジャーなものを取り上げたが、今回は少し踏み込んで、使用頻度はやや低いものの、2ch、Twitterなどのコミュニティでは欠かせない重要単語を取り上げてみた。

リア充
【意味】
リアル(現実)の生活が充実している人のこと。もともとは2ちゃんねるの大学生活板から生まれたスラングで、「友人が多い」「常に恋人がいる」「毎日、遊びや飲み会の予定がギッシリ」など、楽しそうな大学生活を送っている学生を揶揄する言葉として生まれたが、いつの間にか揶揄の意味が薄まっている。対義語として友人が少なくインドア派の人を表す「非リア充」「非リア」がある。
【用法】
「Twitterってリア充アピールする奴が多くて居心地が悪い」
「俺たちみたいな非リア充はつぶやくネタがないからね。"暇なう"とか、一日に何回もつぶやいてもしょうがないし…」

情弱
【意味】
「情報弱者」の略。インターネットのような、テクノロジーを用いた情報収集の手段を持たない(持てない)人のこと。テレビや新聞のような、大きなメディアの情報にしか触れないため、情報が遅く、「いま流行の○○」といった煽りに乗せられやすいリテラシーの低さが特徴。対義語として「情強」が使われることもある。
【用法】
「今ごろTwitterの存在を知るとか、どんだけ情弱なんだよ」
「流行る前からやってりゃ情強ってワケでもないけどね」


【意味】
中学生のような書き込みをするユーザーを意味する「厨房」(中坊の誤変換)を略したもの。90年代から使われており、いまだに現役で使われている。夏になると、普段PCをやらない中学生が昼間からネットをやり、掲示板に子供っぽい書き込みが明らかに増えるため、「夏厨」などと呼ばれる。いまでは「中毒者、信者」の意味でも使われ、「ニコ厨」(ニコニコ動画中毒)、アップル厨(Apple信者)といった言葉もある。
【用法】
「この間、iPodが電車の中で焦げたらしいぞ。アップル厨死亡だな」
「いや、キミみたいなアップル叩き厨、ウザいから」

ディスる
【意味】
英語の「disrespect」を日本語化した言葉で、「攻撃する」「否定する」「侮辱する」といった意味がある。もともと「disrespect」はアメリカのヒップホップグループがよく使っていた言葉だが、日本ではヒップホップグループ「練マザファッカー」が好んで使っていたことから広まった。
【用法】
「最近、営業成績が落ちてるぞって、この間、課長にディスられた」
「キミはネットでもリアルでもディスられてるんだね…」

JK
【意味】
「常識的に考えて」の意味。当初は「常考」と略されていたが、さらに略されて「JK」となった。文脈によっては「女子高生」を意味する場合もある。
【用法】
「この暑い中、毎日スーツ着て会社行くとかおかしいだろJK」
「でも、お客さんと会うのには、スーツじゃなきゃマズいでしょJK」

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