iPadの容量には16、32、64ギガのサイズがあるが、アプリや電子書籍をどんどん追加したってなかなか使い切れるものではない。カバンに入れて手軽に持ち歩けるiPadだから、PC、デジカメ、iPhoneからあらゆる情報を取り込んで、書類ケースみたいに使ってみよう。情報を管理しやすくなり、ほしい情報をすぐに取り出せる。

■知っ得 No.0156 iPadを情報の基地にする
iPadと、iPhone、PCの間で情報を連携するには、さまざまな方法がある。1つには、以前ご紹介したように、Evernoteを使ってオンラインでデータを共有する方法がある。今回は、すべてローカル環境でデータを連携する方法を見てみよう。iPadとPCの間は、iTunesを使って同期をとれば、写真や音楽、住所録などを同期できる(画面1)。

画面1 iPadとPCは、iTunesで同期。写真の場合、「写真」タブを開いて,「写真の共有元」にフォルダーを追加。フォルダーを選んだら、「選択したフォルダー」にチェックして、「適用」をクリックする

デジカメ写真はPC経由でも移行できるけど、オプション製品を使えば、直接iPadに取り込むことが可能だ。また、iPhone内の連絡先データや撮影した写真などは、アプリを活用してiPadに取り込める。

●iPadにデジカメ写真を取り込む
iPadにデジカメ写真を取り込むには、PCを経由するほかに、オプション製品を利用して直接取り込む方法がある。「Apple iPad Camera Connection Kit」(定価2,980円)を利用すれば、SDカードの接続または、デジタルカメラからのUSB接続が可能となる。「Apple iPad Camera Connection Kit」は、アップルのオンラインストアなどで購入できるが、数週間待ちとなることもある、人気商品だ。
SDカードまたはデジタルカメラを接続すると、「写真」アプリが起動して、メモリー内の写真の一覧が表示される。iPadに取り込みたい写真をタップして、「読み込む」、「選択項目を読み込む」の順にタップすれば、iPad内の写真フォルダーに移動する。これで、iPadと共に写真を持ち歩くことが可能となる。
画面2 iPadのコネクタ部分に、「Apple iPad Camera Connection Kit」を接続し、SDカードをセットする

画面3 取り込みたい写真をタップしてチェックマークを付け、「読み込む」、「選択項目を読み込む」の順にタップする

●Bumpを使ってiPhoneからデータを取り込む
iPadへiPhoneから、直接データを取り込みたいときには、アプリを活用してみよう。この作業に最適なのは、無料アプリの「Bump」だ。もともとiPhone同士で連絡先データや写真を選択して、交換できるアプリだが、iPhoneとiPad間の交換もできる。アプリを起動して、交換するデータを選んだら、iPadとiPhoneを乾杯するように近づけるだけで、データを移行できる。iPhoneで撮影した写真、登録してある住所録データをiPadに集約したいときに使ってみよう。
画面4 iPhone、iPadに「Bump」を入れる。写真、連絡先などから、移動したいデータを選択する

画面5 iPhoneとiPadを乾杯するように近づけると、データを移動できる

手軽に持ち歩くことができ、携帯電話やスマートフォンと比べてデータの保存容量が大きいiPadは、情報を集約するベースとして利用するのに最適だ。さまざまな情報端末に入っているデータをそれぞれに最適な方法で取り込んで活用してほしい。


編集部:池田利夫+岡本奈知子(ジャムハウス)
制作編集:エヌプラス
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