インターネットが日常生活に欠かせないものとなった昨今、攻撃者の金銭目的化に伴い、インターネット上の脅威は急激に増加しており、ウイルスの発生速度は1.5秒に1種にまで達している。この現状からユーザを守るためには、これまで以上にリアルタイムなセキュリティ対策が求められている。そうした状況に対して、トレンドマイクロが新製品を投入する。

トレンドマイクロは、ウイルスの爆発的な増加とパソコンの負荷の問題を解決するため、クラウド上のウイルスデータベースを参照して検出する新機能「スマートスキャン」を実装したクラウド/クライアント型セキュリティソフト「ウイルスバスター2011 クラウド」を、2010年9月3日より店頭発売すると発表した。同社オンラインショップやダウンロード販売店では、店頭発売に先行して、8月31日17時より販売を開始した。
価格は、オープンプライス。「ウイルスバスター2011 クラウド1年版」のオンラインショップ価格が5,980円。

■リアルタイムでの防御と軽快性の両立
ウイルス検出ソフトは今やパソコンに欠かせないアプリだが、従来の方式であるウイルス検出に必要な全てのデータをパソコン上で更新するパターンマッチングでは、新種ウイルス検出のためには、ユーザが最新のウイルスパターンをダウンロードする必要があり、対策に時差が生じる可能性があった。また、現在のウイルスの急激な増加に伴って、より大量かつ高頻度のデータ更新が必要となっており、パソコンへの負荷を考慮すると、安全性と軽快性を同時に満たすための大きな課題があった。

「ウイルスバスター2011 クラウド」では、で実装した新機能「スマートスキャン」では、ウイルスの情報をリアルタイムに更新できるようクラウドにトレンドマイクロのデータベースを用意し、必要に応じてパソコンからクラウドに問い合わせを行うようにした。

これにより、パソコンの負荷をおさえることができ、クラウド上で更新されている最新の情報をユーザは常に利用でき、かつウイルスが急増した場合でも大量のデータをダウンロードする必要がないため、リアルタイムでの防御と軽快性の両立という従来のウイルス検索の課題を解決した。


同社は、より多くのユーザに製品の魅力を知ってもらうことを目的として、「ウイルスバスター2011 クラウド スペシャルサイト」をオープンした。サイトでは、今回の製品の開発の経緯を紹介する「開発ストーリー」や新しくイメージキャラクターとなった山本美月さんが製品の使い方をユーザと一緒に学んでいく「美月のパソコンライフ向上委員会」などのコンテンツを掲載している。

ウイルス検出ソフトを起動させた際、パソコンの動作に不満を持っている人には、パソコンへの負荷の少ない「ウイルスバスター2011 クラウド」は、魅力的な製品と言えるだろう。

「ウイルスバスター2011 クラウド」
トレンドマイクロ

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