レンボーアップススクール第6期生からレンボーアップス初となる漫画電子書籍がリリースされた。
ガラケーの電子書籍黎明期から電子書籍制作に携わってきたtakumangaさんが、今年からフリーで「株式戦隊サラリーマン」という4コマ漫画をブログ上で発表したのが、全ての始まりらしいが・・・
・「4コマ漫画 株式戦隊サラリーマン

今回、注目したいのは、個人がブログで始めた漫画がApp Storeを通じて、全国のiPhone(iPod、iPad)
ユーザーにを相手に商売を始めたことである。

これまでの出版物は、まず出版社に原稿を買い取ってもらい、そこから全国の本屋に書籍が並べられる。つまり作家から読者に届くまでには、いくつものハードルが存在していた。

人の評価が千差万別であるという前提が崩れないなら、出版社の目利きも100%の正確とは言い難い。
当然これまでは、出版社に認められなかったという理由で日の目を見なかっ作品も多数あるだろう。

この株式戦隊サラリーマンは、takumangaさんが漫画を描き、自分でアプリを作り、App Storeで商売を始めた。
今後、こうした作家が増えてくれば、作品が日の目を見ない作品も少なくなるのではないだろうか。

こうしたiPhoenアプリによる自主出版コミックが増えていくと、読者が目にする作品数も増え、読者に選択を迷わせるという意見もでてくるであろうが、無限ともいえるインターネットの情報を活用する現代の読者には無用の心配であろう。

増えた選択肢は、過去がそうであったように、あたらしい読書スタイルの誕生を促していくと思われる。


雑誌というビジネスモデルが崩れたと言われて久しいが、そもそも雑誌というものは、人気コンテンツを分母としたトラフィック管理であって、インターネット時代の今は、そのトラフィック管理も個人でできる時代となっている。

電子書籍で何かが始まる!こう期待する人は多いようだが、いまだにそれが何かは見えていない。しかし、この「株式戦隊サラリーマン」が目指しているビジネスモデルに、その何かへのヒントが隠されてるのかもしれない。


株式戦隊サラリーマンの作者takumangaさんは、レインボーアップスに入るまでは、まったくプログラムが書けない素人だった。当初はアプリを外注しようとさえ考えていたが、自分好みの電子書籍をつくりたい一心でレインボーアップスに入学したそうだ。

自分好みに作りあげた電子書籍は、電子書籍初となるランダム再生機能を搭載するなど、操作性にもすぐれた意欲作だ。

ちなみに提供されたスクリーンショットの日付が順序良く1234となってるのは、偶然ではなく仕込んだネタらしい。

株式戦隊サラリーマン(01)
開発: takumanga.comic


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