BSでは、ハイビジョン放送とは別に3Dデジタル放送があるのをご存じだろうか。家庭に3Dテレビがあれば、3Dの迫力ある映像を楽しむことができる。その3Dデジタル放送に対応したパソコンがNECから投入される。


NECは2010年9月13日、個人向けパソコン 「VALUESTAR」「LaVie」シリーズ7タイプ49モデルを商品化し、9月16日より発売すると発表した。
価格は、いずれもオープンプライス。


新商品では、快適性、利便性の向上を目的に以下の強化を行った。
・デスクトップPC「VALUESTAR」において3D対応モデルを拡充
・家庭でのPC複数台利用ニーズに向けた利便性、使いやすさの強化
 2台目PCとして「LaVie Light」の可搬性/使い勝手を向上
 他のパソコンを遠隔利用できるLuiリモートスクリーン機能を全モデルに拡大
・スタイリッシュで使いやすいアイソレーションキーボードをノートPCに採用

■デスクトップPC「VALUESTAR」シリーズは、3D対応モデルを拡充
一体型PC「VALUESTAR W」「VALUESTAR N」、スリムタワーPC「VALUESTAR L」各々に3D対応モデルを用意し、従来の1モデル(VN790/BS)から3モデルへラインアップを拡大した。

テレビ機能を搭載した「VALUESTAR W」「VALUESTAR N」では、3D表示の実現に偏光板方式を採用し、新たに3Dデジタル放送に対応した。

「VALUESTAR L」 では、「NVIDIA(R) 3D Vision」 のアクティブシャッター方式に対応した3D表示機能を採用し、3D表示のPCゲームなどにも対応した。

いずれの3D対応モデルもブルーレイ3D タイトルや、3D対応デジタルカメラで撮影した写真/動画を臨場感溢れる立体表示で楽しむことができ、2Dの写真や市販のDVDタイトルも擬似的な3D表示が可能だ。


1. 3Dの立体表示を高画質・高音質で楽しめる「VALUESTAR W」
個室でもデジタル放送やブルーレイタイトルなどを高画質・高音質で楽しみたいユーザに向けた「VALUESTAR W」に3D対応モデル(VW970/CS)を用意した。

デジタル放送3波(地上デジタル/BS・110度CSデジタル)の視聴やダブル録画に加え、新たに3Dデジタル放送の視聴・録画に対応。また、NTTのフレッツ光回線を利用した映像配信サービス「ひかりTV」にも対応しており、「ひかりTV」にて提供される3Dコンテンツを好きな時に視聴することが可能だ。

さらに、以下の機能により、3Dデジタル放送コンテンツやブルーレイ3Dタイトルを臨場感溢れる映像とサウンドで楽しめる環境を実現した。

主な特長
・従来の左右各20度のスイベルおよび、後ろに10度のチルト(注7)に加え、新たに約5cmの高さ調節に対応し、画面を見やすい位置に調整できる機構
・高精細な映像表示が可能な大画面23型ワイドでフルHD(1920×1080ドット)および左右178度の広視野角を実現したIPS液晶
・チタンコーンスピーカに低音の厚みを加える「SR-Bass」方式のウーファを組み合わせ、リアルな音を実現する「YAMAHAサウンドシステム」

2.スタイリッシュでコンパクトな筐体で3D映像が楽しめる「VALUESTAR N」
商品コンセプト「A4ノートPCを超える省スペース性とデスクトップPCの使いやすさの両立」を継承しながら、テレビ機能とサウンド機能を強化した。

新たにデジタル放送3波(地上デジタル/BS・110度CSデジタル)の視聴・録画に対応したのに加え、チタンコーンスピーカと新低音再生技術「FR-Port」(注10)を採用した「YAMAHAサウンドシステム」を新たに搭載した。

3D対応モデル「VN790/CS」では、さらに3Dデジタル放送の視聴も可能となり、3D映像を臨場感溢れるサウンドで楽しむことが可能だ。

3. 3D対応ゲームが楽しめる高性能モデル「VALUESTAR L」
大容量データの高速処理や拡張性などハイスペックを求めるユーザ向けの「VALUESTAR L」では、上位モデル「VL750/CS」に「NVIDIA 3D Vision」のアクティブシャッター方式に対応した3D表示機能を搭載した。

23型ワイドフルHDスーパーシャインビューEX2液晶やインテル(R) Core i7プロセッサー、高性能グラフィックボード「NVIDIA GeForce GT 330」、8GBメモリ搭載による高性能環境で、3D対応PCゲームを楽しむことが可能だ。

■家庭でのPC複数台利用に向けた利便性、使いやすさの向上
1. デザインを一新し、可搬性や使いやすさを向上した「LaVie Light」
「LaVie Light」では、家庭内の2台目PCとして以下の強化を実施した。

デザインの一新と可搬性の向上により、モバイル利用時の利便性を強化
・従来機と比べて底面積で約10%、奥行きで約18.1mmの小型化を実現(上位モデル「BL550/CS」の場合)
・天面には千鳥格子のデザインと、細かなすり傷が自然に回復するスクラッチリペア(注12)を採用
・従来機に比べ約20%アップの約10.1時間のバッテリ駆動を実現

文字入力時の操作性を向上
キーボードではキーピッチを従来の17mmから19mmに拡大(注14)し、スタイリッシュでキーが打ちやすいアイソレーションタイプを採用。

高性能化の実現
上位モデル「BL550/CS」では、デュアルコアCPUのインテル(R) Atom プロセッサー N550や、2GBメモリを搭載。これにより、インターネットから配信されるハイビジョン映像なども、よりスムーズな映像表示で楽しむことが可能だ。

2. Luiリモートスクリーン機能を新商品全モデルに拡大
1台目のPC(親機)を2台目のPC(子機)からネットワーク経由で遠隔利用できるLuiリモートスクリーン機能の対応機種を拡大した。

・従来、専用ハードウェア(PCIボード)で実現していた親機の画面転送機能をソフトウェアで実現。これにより、専用ハードウェアを搭載できないノートPC や一体型PCにLuiリモートスクリーン機能を搭載でき、「LaVie L」、「LaVie S」および、「VALUESTAR」全モデルを親機として利用可能。

子機の対応機種を従来の「LaVie Light」から「LaVie」全モデルへ拡大した。

従来モデル(2009年10月以降発表のWindows 7搭載「LaVie」「VALUESTAR」)と接続してLuiリモートスクリーン機能を利用することも可能だ。

自宅内で利用する際に親機と子機の接続設定を4桁の認証番号を入力するだけで簡単に行える「かんたんステップ初期設定」を用意した。

従来よりも高解像度なフルHD(1920×1080ドット)表示の遠隔操作ができる「GPUパワーモード」を用意した。

■ノートPCで使いやすさを強化し、環境にも配慮
「LaVie L」「LaVie S」では、新たにテンキー付アイソレーションキーボードを採用した(「LS150/CS」除く)。
隣のキーとの間隔が広く、各キーが独立した配列のアイソレーションタイプを新たに採用することで、キー入力時の操作性を向上させた。

キートップは、艶やかな光沢感を持ちながら指紋が目立たないよう配慮したセミグロッシー仕上げで美しさを付加した。さらに、独立テンキーも装備し、スタイリッシュで使いやすいキー入力環境を実現した。

「LL750/CS」では、明るく鮮やかなスーパーシャインビューLED-EX2液晶を採用した。低消費電力で環境にやさしいLEDバックライトを新たに搭載し環境にも配慮している。

なお、PCショッピングサイト「NEC Direct」では、パソコン本体へアンテナケーブルを接続せずにデジタル放送を楽しむことができるワイヤレスTVデジタルを「VALUESTAR G タイプN」および「LaVie G タイプS」において新たに選択可能だ(従来は「LaVie G タイプL、タイプM」)。

さらに、OSやアプリケーションの起動時間の高速化に貢献するSSDとHDDハイブリッド構成の選択を「VALUESTAR GタイプW」でも可能にするなど(従来は、「LaVie G タイプL、タイプM」および「VALUESTAR G タイプL」)、さらに幅広いメニューを用意している。

NEC

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