「X510 Data Vault」は、マイクロソフト社のホームサーバー用OS「Windows Home Server」を搭載した、SOHO向けのネットワークディスク製品だ。1台から10台までのWindows/Macクライアントをイーサネット経由で接続することができ、複数のPC間でのファイル共有環境を構築することができる。

幅14cm×高さ25cm×奥行23cmというコンパクトな筐体に、インテル Pentium E5200（2.5GHz）プロセッサーと2GBのメインメモリを搭載し、従来のネットワークディスク製品と比較して処理速度を向上させている。

筐体内部には、3.5型SATAドライブベイを4つ備えており、今回の「2TBモデル」、「3TBモデル」は、ともにSATAドライブ2基を内蔵し、残り 2つの空きドライブベイにディスクを追加することで最大7TBまでディスク容量を増強することができる。

さらに、4つのUSB 2.0ポート（前面×1、後面×3）と1つのeSATAポートを搭載し、将来のデータ増加量に合わせて柔軟に外付けHDDを増設できるため、拡張性に優れたネットワークディスク製品となっている。

インターネットを通じたリモートアクセスにも対応している点も魅力のひとつだ。同機能を利用すると、外出先からも共有ファイルにアクセスすることができる。デモンストレーションでは、iPhoneを使ったリモートアクセスを実演し、来場社の注目を浴びていた。

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