デジタル一眼レフのエントリーユーザーが増えるにつれて、より高機能なモデルへのニーズが高まってきている。国内でのデジタル一眼レフカメラの双璧といえば、キヤノンとニコンの2社だが、キヤノンの「EOS 60D」に続き、ニコンも小型ボディーに最先端の機能を満載したDXフォーマットの中級機「D7000」を発表した。


「D7000」は、新開発のCMOSセンサーと、新画像処理エンジン「EXPEED 2」を搭載したデジタル一眼レフカメラだ。高精細な描写と豊かな階調表現で撮影することができる。有効画素数は1620万画素、通常ISO 100~6400までだが、Hi2に設定を変更することで、ISO 25600相当まで増感が可能だ。夕暮れの室内や暗い場所、動きの速いスポーツまでもカバーできるうえ、被写体を的確に補足、追尾するため、誰でもカンタンに撮影することができる。

さらに、RGBセンサーは従来の最大1005分割から新開発2016分割へと大幅にアップ。被写体の状況を的確に捉え、オートフォーカス、自動露光などを制御。AFセンサーには39点フォーカスポイントを持つ新開発の「マルチCAM4800DXオートフォーカスセンサーモジュール」を採用し、小さな被写体でも高い追尾、補足性能を発揮。動画機能では1920×1080/24fpsの追尾AF対応フルHD動画撮影が可能など最新機能が盛り沢山だ。

このほかにも、約6コマ/秒、最大100コマまでの高速連写、ライブビュースイッチでスムーズに切り替えできるライブビュー機能、2枚のSDメモリーカードを使用できるSDメモリーカードダブルスロット(SDHC、SDXCにも対応)、1回の充電で約1050コマの撮影が可能な「Li-ionリチャージャブルバッテリー EN-EL15」を付属するうえ単3形電池も使用可能など、使いやすくなった。

ボディーは上面、背面カバーにマグネシウム合金を採用することで、D90と同等のサイズを実現しながら、堅牢性をさらに高めている。各接合部にはシーリングを施し、高い防滴・防塵性能も確保した。どんな場所でも使える優れものだ。

●1秒でわかる!主な特長
1.新開発のDXフォーマットCMOSセンサーと新画像処理エンジン「EXPEED 2」を搭載
2.2016分割RGB測光センサーと39点フォーカスポイントAFシステムで被写体を的確に捉える
3.5.フルHD動画の撮影・編集が可能

●スペック
レンズマウント:ニコン F マウント(AFカップリング、AF接点付)
有効画素数:1620万画素
記録画素数:4928×3264ピクセル(サイズ L)、3696×2448ピクセル(サイズ M)、2464×1632ピクセル(サイズ S)
記録媒体:SDメモリーカード、SDHCメモリーカード、SDXCメモリーカード
感度:ISO 100~6400、ISO 6400に対し約2段(ISO 25600相当)までの増感、感度自動制御が可能
動画機能(記録画素数/フレームレート(NTSC出力の場合)):1920×1080/24p、1280×720/30p、1280×720/24p、640×424/30p
動画のファイル形式/圧縮方式:MOV、H.264/MPEG-4 Advanced Video Cording
液晶モニター:3型TFT液晶、約92.1万ドット
サイズ(W×H×D) 約132×105×77mm
質量:約690g(本体のみ)/約780g(バッテリー、およびSDメモリーカードを含む、ボディキャップを除く)

ニコン

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