ライブドアの「ブログ奨学金」は、年間最大300万円のサポートが受けられる制度で、2010年5月26日から8月26日まで第1期の募集が行われた。2010年9月9日、応募のあった1,721のブログの中から26名が第1期受給者として選ばれた。受給者は、特待生、第1種、第2種、第3種で構成され、特待生に300万円、第1種に120万円、第2種に60万円、第3種に30万円が支給されるほか、ブログメディア構築支援や運用支援、サポートを受けることができる。

第1期 ブログ奨学金 受給発表

「ブログ奨学金」制度は、単に奨学金が得られるだけでなく、プロブロガーやブログビジネスへの道も開けるほか、自身のブログをより高品位のメディアに成長させることもできる。

さて、ブログ奨学金の受給者が、この制度に応募したきっかけはどういった理由だったのだろう。また。この制度をどう思っているのだろう。

■資金面で支援がうれしい!ブログ運営にはお金がかかる
誰しも最初は、好きなテーマで時間とお金をかけずに始めたブログ。だが、人気がでるにつれ、取材や体験に出かけたり、定期的に更新する時間を作ったり、お金と時間がかかってくる。人気ブロガーさんは、これらを自費で負担してブログを日々運用しているわけだ。

何年にも渡って活動しているブロガーさんもおり、家庭で肩身の狭い思いをしながら更新をしている方も多い。
「ブログ奨学金」制度では、奨学金の返還もなく、運用費や小言を言われながら更新をがんばってきたブロガーさんにとって、大きな後押しになっているようだ。

名水遊戯 さん
ブログ奨学金制度自体が面白いと思ったことや正直なところ収入も多くなくあまり裕福ではないので好きなことを書いて給付が受けられたら良いなぁと告知ページを見て朧気ながら思ったことが理由です。

日刊 ちっちゃいMono新聞 さん
これまで個人の趣味ブログとして書いていました。趣味というのは当然お金のかかるものです。うちのような貧乏人にとっては僅かな出費でも日々家計を圧迫して夫婦喧嘩が勃発することも数知れず(笑)。少しでも運営資金があればブログを書く自由度は大きく変わります。そんな時にニュースサイトで知ったのが「ブログ奨学金」。で、ダメモトですが迷わず応募しした

ボーイズラブを読む! さん
twitterのタイムラインに情報が流れてきて、面白そうなことをやるんだなあと。もしもらえたら、本を買うお金の足しになると思ったので応募しました。


■奨学金で膨らむ 新しいコンテンツの可能性
ブログ運営が意外とお金がかかる。当然、今よりもっと面白いことをしたくても、予算と時間をい工面できなけばできない。あんなことも、こんなこともしてみたい・・・。そう思っているブロガーさんも多くいる。

そんなブロガーさんも、「ブログ奨学金」制度で夢を叶えられると期待しているようだ。

Timesteps さん
個人ニュースサイトさんで紹介されていたのを見て知りましたが、「もし奨学金があればブログで今までできなかったどんなことができるかなあ」というのを想像しました。その結果、いろいろと思い浮かんできたので、応募することにさせてもらうことにしました。

生ビールブログ さん
お酒を飲むのでとにかくお金がかかるので、選ばれたらありがたいなぁ、と思いました。
ビールの本場であるドイツやチェコにも行ってみたいので、その志を持って応募してみようと思いました。ブログを引っ越したばっかりだったので、ちょっと微妙な時期でしたが、まさか選ばれるとは…。

キャプローグ さん
ブログ奨学金を知ったのは、尊敬するブロガー"Birth of Bluesさん"のところのコメント欄だったと思います。
奨学金の募集要項を見て、こんな支援を受けられるなら、やりたいことがたくさんあるぞと、応募しました。


■「ブログ奨学金」制度に賛同 新しいステップへ
ブログ文化の発展のために実施された「ブログ奨学金」制度の志を評価したブロガーさんも多く見受けられた。こうしたブロガーさんたちは、インターネットや自身のブログへの可能性に対して、夢や希望をたくさん抱いている。


ITスペシャリストが語る芸術 さん
 自由に表現し、迅速かつ広範に情報・思考を分かち合うという素晴らしいブログ文化の発展に貢献する画期的な企画と感じました。インターネットの未来に希望を持つ私としては参加せねばと思いましたので応募しました。


アイラブサイエンス さん
ライブドアブログで、別のジャンルのブログ「わいわい情報局」を運営していたので、「ブログ奨学金」の広告を見て知りました。「ブログ奨学金」の内容が、「ブログを通じて世の中に役立つ情報を発信したい方に対して、ライブドアが金銭面でサポートします!」ということだったので、これは自分のブログ内容とあっているかな...と思い応募しました。

堤清明のこれいいじゃん! さん
『書く人になれ』のキャッチコピーはインパクトがありました。思わず『ウォー!』やったるぞーという気持ちになりました。というのもブログのPVが10万を超えそろそろ、次なるステップアップだなと考えていた時期だったからです。


80年代後半~90年代前半を回顧するブログ さん
「本奨学金制度を通して、得意分野や専門分野の情報を自身のブログで発信していく人たちを支援」の説明文と返済不要の奨学金の記載を見て、なんて素敵な取り組みなんだと、その段階で応募ボタンを送信した記憶があります。


■上昇志向のブロガーさんたちに膨らむ期待
「ブログ奨学金」制度は、返還不要の奨学金の受給も魅力だが、ライブドアからブログ運営でのサポート支援されることに期待しているブロガーさんも多かった。

「ブログ奨学金」制度を利用し、今までできなかった新しい試みにチャレンジしたいと思っているブロガーさんたちの活動には、大いに期待したい。


「第1期 ブログ奨学金」 受給発表ページ
ブログ奨学金

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