NEC、富士通など、各メーカーから3D対応PCが続々と登場している。まさに2010年は3D元年といえるほどだ。家庭用液晶テレビでは裸眼タイプのものまで登場させるくらい3Dへのコダワリを見せている東芝が、3D対応パソコンの新モデルを登場させた。それが10月5日に発表されたノートパソコン「dynabook T550/D8A」だ。
価格は、オープンプライス。

3Dブルーレイなどの3Dコンテンツだけでなく、2Dから3Dの変換機能も搭載している。この変換機能ではではオリジナル変換アルゴリズムと高画質化機能として、ベースライン3D、モーション3D、カラー3D、クロストークリダレクションが利用されている。

ベースライン3Dでは約1400枚もの映像を分析した結果を元に、映像の構図から奥行きを算出する。たとえば奥に山と空がある構図なら、下が手前で上が奥と推定する。左側に建物があり右側に運河や空があれば、左が手前で右が奥と推定し、3Dを構築するのだ。

モーション3Dでは、物体の動きを検出し、ゆっくり動くものを遠景、早く動くものを手前と判別する。カラー3Dでは、光が当たっている部分と当たっていない部分の色の違いから深度を算出し、詳細な部分までより正確に3D化する。さらに残像を除去するクロストークリダクションにより、クリアな3D映像を作り上げる。HDMI出力端子付きのため、大画面薄型テレビへの出力も可能だ。

3Dメガネは、液晶テレビで主流のアクティブシャッター方式を採用している。液晶と専用3Dメガネの同期を取るRIエミッターを本体に内蔵しているため、スッキリとしたデザインとなっている。

音声にもこだわり、「harman/kardon ステレオスピーカー」に加え、立体音場をつくる「ドルビーアドバンストオーディオ」、プロオーディオ技術「MaxxAudio 3」を搭載し、ブルーレイの高音質もリアリティ豊かに再現する。また、面倒な設定なしで省電力モードに切り替わる「ecoユーティリティ」を搭載している。

●1秒でわかる!主な特長
・高機能な2Dから3Dへの変換技術を搭載
・Core i7、GeForce GTS 350Mを搭載するなど高い基本性能
・めんどうな設定なしで省電力に切り替わる

●主な仕様
CPU:インテル Core i7-740QM プロセッサー
メモリ(標準/最大):4GB(2GB×2)/8GB
内蔵ディスプレイ:15.6型ワイドTFTカラー Clear SuperView LED液晶(1366×768ドット、NVIDIA 3D Vision対応)
グラフィックアクセラレーター:NVIDIA GeForce GTS 350M
LAN:1000Base-T/100Base-TX/10Base-T(自動認識)
無線LAN:IEEE802.11b/g/n準拠
バッテリー駆動時間:約1.8時間
バッテリー充電時間:約4.0時間(電源OFF時)/約12.0時間(電源ON時)
サイズ(突起部含まず):約380.5×254.0×30.0~37.6mm
質量:約3.0kg
OS:Windows 7 Home Premium 64ビット 正規版/WindowsR 7 Home Premium 32ビット 正規版

東芝

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