パソコンや携帯電話などデジタル機器に苦手意識を持っている人は、高齢者を中心に結構多い。このため、らくらくホンといった使いやすさにこだわった端末が人気を集めている。

重要なのはインプットとアウトプット、つまりインターフェースがいかにフレンドリーにできているかだ。富士通が参考出展していた子ぐま型ソーシャルロボットは、単に人に優しいだけでなく、日常に溶け込むように生活を支援することを目指している。

見た目は子ぐまのぬいぐるみのため、親しみやすい雰囲気を持っている。それがまるで生きているように動く。マイクやスピーカーを使って言葉でコミュニケーションできるうえ、耳折り、まぶたや口の開閉、うなずき、首振り、首かしげといった自然な動きを12個の内蔵モーターで実現することで、非言語のコミュニケーションもできるようになっている。人間どうしでも重要な顔の表情やジェスチャーによる豊かな感情表現ができるのだ。

相手は、鼻の小型カメラからの画像処理で顔や動作を認識し、全身13カ所におよびタッチセンサーによりスキンシップに応答する。このように、相手の状況にあわせたサービスが提供できるようになっている。

最終的に、高齢者、介護、保育の支援のほか、コンシェルジュのような生活情報支援、学習意欲が向上するような教育支援のサービスへの応用も想定されている。

富士通

ITライフハック
ITライフハック Twitter

【CEATEC 2010】の記事をもっと見る
屋外で高速ネット ケータイの50倍近く速いWiMAX 2がもうすぐ登場
待望の3D VAIOが登場 ソニーが3D対応PCに参入
PCの3Dも裸眼の時代へ 東芝がグラスレス3D対応dynabookを参考出展

富士通 FMV-BIBLO NF/D70(R) FMVNFD70R富士通 FMV-BIBLO NF/D70(R) FMVNFD70R
富士通
おすすめ度:3.0
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る