Rachel and Friends C-print, 2009 (C) Alex Prager courtesy Michael Hoppen Contemporary, London.
リコーフォトギャラリーRING CUBEにて2010年4月「WEEK-END展」を開催した写真家 アレックス・プレガーの作品が、モダンアートの殿堂と言われるニューヨーク近代美術館 「MoMA」の「New Photography 2010展」(2010年9月29日~2011年1月10日)にて展示されている。
アレックス・プレガーは、1979年ロサンゼルスに生まれ、20代前半にゲッティミュージアムで見たウィリアム・エグルストンの展示をきっかけに写真へ傾倒する。
しかし、アートスクールには通わずに自ら写真を勉強し、機材やライティング技術などを全て試行錯誤の繰り返しから習得している。彼女は、ロサンゼルスを始め、ニューヨーク、マイアミ、ロンドンなど世界各地で作品を発表・展示を行っているほか、「DETAILS」、「i-D」、「TANK」、「Elle JAPON」、「MOJO」、そして「complex」などの雑誌でも活躍中だ。
今回の「MoMA」における展示では、2010年を代表する新進気鋭の写真家のひとりとしてアレックス・プレガー氏が紹介されており、映画やファッション、広告など、あらゆる表現を引用しつつ新たな写真の可能性を提示した作家として絶賛されているのだ。
世界で活躍するアレックス・プレガー氏について、同氏の作品を日本で始めて展示・紹介した、リコーフォトギャラリーRING CUBEの運営責任者、橋本正則氏にお話を伺った。
「RING CUBEでは、2010年4月から約1ヶ月間にわたりアレックス・プレガーの作品を展示・紹介しました。この企画は、世界で活躍する可能性のある若手写真家を発掘するため、各国のギャラリーに相談して実現したものです。
日本で展示したアレックス氏の作品は、その後ロンドンのマイケルホッペン・コンテンポラリーや、ニューヨークのヤンシーリチャードソン・ギャラリーなど、世界的に著名なギャラリーで巡回展を行っています。
そして今回、ニューヨーク近代美術館「MoMA」で2010年を代表する若手写真家として紹介され、さらに「MoMA」と並びニューヨークの2大美術館であるウィットニー美術館もアレックスの作品を購入し、パーマネントコレクション(永久所蔵品)に加えたと聞いています。
作家の作品価値というものは、美術館が購入することで認められますので、ニューヨークの2大ミュージアムが購入したことは、アレックス氏の市場での作品価値が認められたことになります。
こうした世界的に活躍する可能性のある若い才能は、まだまだ日本にも世界にもたくさんいます。RING CUBEでは今後も、新たな写真の可能性を切り開く若い才能を発掘し、皆さんに紹介したいと考えています。」
RING CUBEでは、今月(2010年10月)より、過去の展示作品をホームページ上で公開を開始している。2008年10月の創設以来、森山大道 氏、細江英公 氏などの巨匠から、アレックス・マヨーリ(マグナムフォト)、アレックス・プレガーなど世界的に活躍するアーティスト、そしてこれから活躍が期待される若手まで幅広い写真家たちを紹介してきた。
今後どのような作家が東京・銀座4丁目でお目見えするのか、日本の写真・アートファンにとって目が離せない。
■アレックス・プレガー巡回展
・リコーフォトギャラリーRING CUBE「アレックス・プレガー写真展"Week-end"」
・ロンドン・マイケルホッペンコンテンポラリー 「アレックス・プレガー」
・ニューヨーク・ヤンシーリチャードソンギャラリー「アレックス・プレガー」
・ニューヨーク近代美術館(MoMA)「New Photography 2010展」
■リコーフォトギャラリー「RING CUBE」
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・火花散る写真家の戦場 雑誌が選んだ期待度No1の若手写真家たち
・絵画のように重なり響き合う景色 言葉にできない感覚を表現する
しかし、アートスクールには通わずに自ら写真を勉強し、機材やライティング技術などを全て試行錯誤の繰り返しから習得している。彼女は、ロサンゼルスを始め、ニューヨーク、マイアミ、ロンドンなど世界各地で作品を発表・展示を行っているほか、「DETAILS」、「i-D」、「TANK」、「Elle JAPON」、「MOJO」、そして「complex」などの雑誌でも活躍中だ。
今回の「MoMA」における展示では、2010年を代表する新進気鋭の写真家のひとりとしてアレックス・プレガー氏が紹介されており、映画やファッション、広告など、あらゆる表現を引用しつつ新たな写真の可能性を提示した作家として絶賛されているのだ。
世界で活躍するアレックス・プレガー氏について、同氏の作品を日本で始めて展示・紹介した、リコーフォトギャラリーRING CUBEの運営責任者、橋本正則氏にお話を伺った。
RING CUBE「WEEK-END展」(2010年4月28日~5月23日) |
「RING CUBEでは、2010年4月から約1ヶ月間にわたりアレックス・プレガーの作品を展示・紹介しました。この企画は、世界で活躍する可能性のある若手写真家を発掘するため、各国のギャラリーに相談して実現したものです。
日本で展示したアレックス氏の作品は、その後ロンドンのマイケルホッペン・コンテンポラリーや、ニューヨークのヤンシーリチャードソン・ギャラリーなど、世界的に著名なギャラリーで巡回展を行っています。
そして今回、ニューヨーク近代美術館「MoMA」で2010年を代表する若手写真家として紹介され、さらに「MoMA」と並びニューヨークの2大美術館であるウィットニー美術館もアレックスの作品を購入し、パーマネントコレクション(永久所蔵品)に加えたと聞いています。
作家の作品価値というものは、美術館が購入することで認められますので、ニューヨークの2大ミュージアムが購入したことは、アレックス氏の市場での作品価値が認められたことになります。
こうした世界的に活躍する可能性のある若い才能は、まだまだ日本にも世界にもたくさんいます。RING CUBEでは今後も、新たな写真の可能性を切り開く若い才能を発掘し、皆さんに紹介したいと考えています。」
Barbara C-print, 2009 (C)Alex Prager courtesy Michael Hoppen Contemporary, London. |
Eva C-print, 2009 (C)Alex Prager courtesy Michael Hoppen Contemporary, London. |
RING CUBEでは、今月(2010年10月)より、過去の展示作品をホームページ上で公開を開始している。2008年10月の創設以来、森山大道 氏、細江英公 氏などの巨匠から、アレックス・マヨーリ(マグナムフォト)、アレックス・プレガーなど世界的に活躍するアーティスト、そしてこれから活躍が期待される若手まで幅広い写真家たちを紹介してきた。
今後どのような作家が東京・銀座4丁目でお目見えするのか、日本の写真・アートファンにとって目が離せない。
■アレックス・プレガー巡回展
・リコーフォトギャラリーRING CUBE「アレックス・プレガー写真展"Week-end"」
・ロンドン・マイケルホッペンコンテンポラリー 「アレックス・プレガー」
・ニューヨーク・ヤンシーリチャードソンギャラリー「アレックス・プレガー」
・ニューヨーク近代美術館(MoMA)「New Photography 2010展」
■リコーフォトギャラリー「RING CUBE」
■【新-写真空間】の記事をもっと見る
・感動こそが原点だ!「細江英公・人間ロダン」は会場をもアートにする
・SF的東京!異空間の東京を「HDR写真」を駆使して生み出す
・メーカーギャラリーの枠を超えてRING CUBEも出展!写真アート集結TOKYO PHOTO 2010
・火花散る写真家の戦場 雑誌が選んだ期待度No1の若手写真家たち
・絵画のように重なり響き合う景色 言葉にできない感覚を表現する