日経トレンディが、毎年恒例となっている2010年ヒット商品ベスト30と、2011年ヒット予測ランキングを発表した。どうやら、2011年には1位“得するジオゲーム”、2位“モバ美(モバビュー)、3位“スマホリンク家電”が流行るとのこと。ちなみに2010年ヒット商品は、1位“食べるラー油”、2位“3D映画”、3位”スマートフォン”という結果で、5位には“iPad”が入ってきている。

このランキングでは毎年、結構多くのIT関連の商品がランクインしている。それだけ日経トレンディがIT商品に関心が高いということだ。当たるも八卦、当たらぬも八卦ということで、2011年ヒット予測でランクインしたIT関連商品を見ていこう。

まずは、2011年ヒット予測の1位にランクインしているのがGPSを活用した“ジオゲーム”だ。日経トレンディではTwitterの次に米国のネットサービス「フォースクエア」が来るとしている。これは位置情報を活用したサービス(ジオメディア)だが、日本でもすでに人気を集めているジオゲームがある。それが「コロニーな生活☆PLUS(コロプラ)」だ。GPSが携帯電話で普及を始めたころに、GPSを利用したさまざまなサービスが考えられてきたが、ナビゲーションなどの王道サービス以外では、コロプラは数少ない成功事例のひとつといえるだろう。

もともと、「コロニーな生活」としてウィルコム上で2003年からサービスを開始していた。このころの携帯電話にもGPSが搭載されていた機種も多かったが、勝手アプリではGPSデータを自由に使うことができなかった。そこで、位置情報が利用できたウィルコムで開始したという経緯を持つ。

ユーザーはコロニーに木を植えて育てたり、ほかのユーザーと情報交換したりして過ごすものだった。コロニーを発展させるには実際に移動するしかなく、毎日の通勤や通学で距離を稼いでいたユーザーも多かったという。突発的に隕石が落下し、避けるには実際に移動するしかなかったため、深夜でも急に自転車などに乗って、その場から移動するユーザーもいたらしい。

現在サービス中のコロプラでは、仮想現実的な要素を持ち、実際の観光地、ショップなどと連携することで地域活性化の一役を担っている。ユーザーは実際にその地方へ観光に行くことで、距離を稼げるだけでなく、対象の店舗でお土産を買うことでゲーム上での特典がもらえたりする。
さらに、さまざまな企業が注目をしてきている。2011年の台風の目となりそうだ。

3位の“スマホリンク家電”は、スマートフォンと連携するAV機器やカーナビ、玩具などを指している。そのひとつが東京ゲームショウで体験できた「AR.Drone」だろう。4つの羽をもつラジコンヘリコプターだが、リモコンとしてiPhoneを使うのが特徴だ。ラジコンにはカメラが搭載されていて、iPhoneでその画像を見ることができる。さらに、ARという名前が付いている通り、敵を画面上に合成して映し出すこともできる。

また2011年は、Androidの家電搭載も進んでいきそうだ。こうなると、Android搭載スマートフォンとも連携しやすくなる。これからキーとなるのはAndroidのようだ。

このほか、20位までには、6位“新書サイズタブレット”、11位“アートトイカメラ”、13位“ニンテンドー3DS”、14位“乙女デジタルアクセ”がIT関連では入ってきている。ちょっと早いが、来年も熱いデジタル機器が登場しそうだ。

日経BPネット

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