国内サーバー市場予測、2007年~2014年(Source: IDC Japan, 11/2010) |
Webサイトやメールのシステム、企業の基幹システムなどを裏から支えているのがサーバーだ。サーバーがないとクラウドコンピューティングは成り立たない。さらに、PCと連携して企業活動などもサポートしている。このようなサーバー以上の動向を、IT専門調査会社IDC Japanがまとめた。
2000年以前、メインフレームという業種、各企業向けに専用設計された高価なサーバーが主流だった時代から、ダウンサイジングが進み、UNIXを中心としてクライアントサーバー型システムに移り変わっていった。コンシューマ向けPCのCPUで世界を席巻していたインテルがサーバー向けCPUを開発し、2000年以降、徐々にx86というPCと同じアーキテクチャーを使ったサーバーが増えていったのだ。
図を見ると、サーバー市場は金額ベースで徐々に縮小しているが、2010年以降はほぼ横ばいに推移するとIDC Japanは予測している。その中でも縮小傾向が強いのがメインフレームだ。メインフレームの場合、システムを入れ替えると、ハードウェアからサービスまですべて入れ替えなければいけない場合が多い。その点、コンシューマPCの技術を使ったx86なら、以前から使っていたソフトウェアをそのまま使える場合が多いのだ。ソフトウェアやデータの資源を有効利用するならx86が有利となっている。価格から見ても、専用設計されたサーバーより、汎用性の高いx86の方がシステムを安く組み立てられる。そこで、メインフレームからの買い換えでx86に乗り換えが加速しているのだ。
IDC Japanの調査によると、2010年通期で市場規模が4446億円、前年比-7.5%と予測している。しかしx86サーバーとIA64サーバーはプラス成長になる見込み。2010年は景気後退の影響が残り市場はマイナス成長になるが、サーバーへの投資が戻ってきているため、回復基調に入ると分析している。
2014年には4019億円と2009年から比べると-3.5%と縮小するが、2013年はプラスになるとのことだ。x86サーバーの出荷金額は、2009年が市場全体の46%だったが、2014年には59%へ上昇すると予測している。このように、国内のサーバー市場は低価格製品へのシフトとともに、x86サーバーを主体とした構成への転換が加速していきそうだ。
サーバーはPC同様、基本性能が年々アップしている。しかもクラウドコンピューティングがサーバー需要を伸ばすことも考えられ、コストパフォーマンスの優れるx86サーバーの需要が、これからも伸びていきそうだ。
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著者:Digital Travesia管理人うさぴょん
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