「ビックカメラドットコム」は一時サイトが封鎖された


不正アクセス、情報漏えいと、セキュリティーに対する問題意識はどの企業も高い。それだけ注意しているにも関わらず、セキュリティー問題はあとを絶たない。

ビックカメラは、インターネットショッピングサイト「ビックカメラドットコム」でネットショップ会員のID、パスワードの不正使用が13日に発覚し、11月13日24時にドットコムのサイトを閉鎖した。現在は復旧している。

サミーネットワークスは、パソコン向けオンラインゲーム「777TOWN.net」に外部から不正アクセスを受けた可能性があることが11月10日に判明し、緊急にサービスを停止した。

ビックカメラは警察、行政機関などに届出をして捜査を開始している。ID、パスワードを不正に使用された会員に対しては、連絡を取るとともに、ポイント戻入の手続をした。

サミーネットワークスは、サーバーの運営管理をしているエルテックスとともに、不正アクセス禁止法違反などで被害を受けたとして警察に届出、捜査に全面協力している。

先に被害が発覚したサミーネットワークは、被害の状況が徐々に明らかになってきている。
サミーネットワークスは対策室を設け、セキュリティー専門の第三者機関を交えて調査を開始している。その結果、10月23日から不正アクセス攻撃が始まり、少なくとも11月4日からサービスを停止する11月10日までに、複数回、外部からの不正アクセスの痕跡が確認できた。この不正アクセスにより、173万5841名分のゲーム用ログインID、パスワード、メールアドレスが流出していたことが判明した。
ほとんどはサービス当初にテストとして入力されたデータで、各情報を結びつけることができない状態となっているため、第三者機関からは個人を特定できないものとの報告を受けたとしている。また、クレジットカードや決済情報は、決済代行業者が行っていることで、流出していないとのことだ。
今後、セキュリティを向上、安全管理を徹底させることで、再発防止に努めるとしている。

後を絶たない不正アクセス事件だが、完全に防ぐことも難しい。高いセキュリティ対策を施すとともに、不正アクセスされて情報が漏洩したとしても、その情報で個人が特定ないようにするなどの、2段階、3段階のセキュリティー対策が大切なのだろう。

ビックカメラ.com
サミーネットワークス

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