auからはオンキヨーのストレートPC「TW317A7」が登場。高速データ通信端末と組み合わせて利用する |
今回の気になるITニュースを振り返る「ITフラッシュバック」では、各通信事業者から登場するタブレット端末を検証してみよう。11月15日、KDDI(au)はオンキョーのタブレットPC「TW317A7」をauショップで取り扱うと発表した。NTTドコモ「GALAXY Tab」、ソフトバンクモバイル「DELL STREAK 001DL」とともに、3キャリアとも新タブレット端末が出揃ったこととなった。
ということで、どのような違いがあるのかを見ていこう。
・KDDI(au)「TW317A7」(11月19日にすでに発売済み)
まずはau「TW317A7」から。タブレットの火付け役となった「iPad」はiOSだが、その後登場したスマートフォンは、一部Windows PhoneもあったがAndroidが主流となっている。ドコモ「GALAXY Tab」、ソフトバンク「DELL STREAK 001DL」ともそれにもれず、OSはAndroidなのだ。それと違って、au「TW317A7」はWindows 7 Home Premiumで、CPUがAtom N450、液晶は11.6型とネットノートと分類されるような端末である。そのため、ほかのタブレットとは一線を画す。
キーボードレスということで、タッチでの入力をサポートする専用アプリケーション「ExTOUCH」を搭載している。ウィンドウズの最小化・最大化・閉じるボタンを大きくし、スマートフォンなどで採用されている日本語入力「フリック方式」対応の専用ソフトウェアキーボードをすることで快適に操作できる。
11.6型の液晶といえば「iPad」9.7型より少し大きめ。そう、「iPad」は242.8×189.7×13.4mm/730g(Wi-Fi+3Gモデル)で、「TW317A7」は295×195×14mm/約1.0kgと一回り大きいのだ。「iPad」でも、大きくて持ち歩きたくない人が増えてきている中、タブレットとしてどのくらい使われるのかは怪しい。その一方で、Windows Phoneではなく、ビジネスでも十分使えるWindows 7 Home Premium端末として考えれば、これほど小型のものはあまりない。そう、PCから攻めていくのがauの基本的な考え方と思われる。これなら、ビジネスの場でしかたなく使うタブレットに対するメリットが見えてきそうだ。
いつも使っているWordやExcel、PowerPointが使え、IEEE802.11 b/g/nやBluetooth Ver.2.1 + EDRと通信機能も充実している。ほかとは違う切り口で攻めることで、もしかすると新たな世界を切り開いてくれるかもしれない。
・ソフトバンクモバイル「DELL STREAK 001DL」(12月上旬発売予定)
圧倒的に強い「iPhone」でスマートフォンの世界を席巻してきたソフトバンクモバイル。タブレット「iPad」も好調だ。その一方で「iPad」は日本では大きすぎるのでないかという声も聞こえてきている。そこで、「DELL STREAK 001DL」の投入だ。もともとDELLが海外で展開していた端末だが、どうしてソフトバンクから登場することになったかは聞くことができていないので、詳細は分からないがDELLからは直接販売されない。しかし、ソフトバンクの2010-2011冬春モデルの発表会では、端末にソフトバンクのロゴが確認できなかった。
スマートフォンより一回り大きな5型ディスプレイを搭載したモバイルタブレット「DELL STREAK 001DL」は、約152.9×79.1×9.98mm/220gと誰でも片手で扱えるコンパクトさが特徴となっている。CPUはQualcomm Snapdragon 1GHz、OSはGoogleのAndroid 2.2と王道ともいえるAndroidスマートフォンだ。独自のインターフェース「DELL Stage」を搭載しているため、快適に操作できる。「iPad」とスマートフォンの間を埋める端末としてはピッタリかもしれない。
・NTTドコモ「GALAXY Tab」(11月下旬発売予定)
最後は「GALAXY Tab」だ。7インチの大画面のため、スマートフォンでは見づらかったWebサイトや電子書籍の表示にもピッタリのサイズとなっている。そう、スマートフォンの手軽さとパソコンの快適性を両立させたジャストフィットサイズの端末となっているのだ。
サイズも、約191×121×12.1mm/約382gと持ち歩くのに苦にならない。Flashに対応した7インチの大画面ディスプレイ(1024×600)、Bluetooth3.0に対応するなど機能も充実している。メール一覧を表示したまま、メール本文をプレビューすることができる「Spilit UI」搭載のため、使いやすさもこだわっている。Evernoteのアプリケーションダウンローダーをプリインストールしている。
このように書くと、いいことばかりのようにも思えるが、「GALAXY」は基本的にグローバル端末のため、日本仕様にはしているにしても、ドコモの日本メーカー製スマートフォンと比べると、あくまで一般ユーザーには敷居が高いかもしれない(といっても、日本独自のガラケーを押しているわけではないのだが)。iPadみたいに、割り切って使えるかどうかが決め手となるだろう。
各タブレットの特徴を見てきたが、スマートフォンに比べてこれからさらに洗練されてきそうな雰囲気が感じられる。これからどのように進化していくかを見ていきたい。
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まずはau「TW317A7」から。タブレットの火付け役となった「iPad」はiOSだが、その後登場したスマートフォンは、一部Windows PhoneもあったがAndroidが主流となっている。ドコモ「GALAXY Tab」、ソフトバンク「DELL STREAK 001DL」ともそれにもれず、OSはAndroidなのだ。それと違って、au「TW317A7」はWindows 7 Home Premiumで、CPUがAtom N450、液晶は11.6型とネットノートと分類されるような端末である。そのため、ほかのタブレットとは一線を画す。
キーボードレスということで、タッチでの入力をサポートする専用アプリケーション「ExTOUCH」を搭載している。ウィンドウズの最小化・最大化・閉じるボタンを大きくし、スマートフォンなどで採用されている日本語入力「フリック方式」対応の専用ソフトウェアキーボードをすることで快適に操作できる。
11.6型の液晶といえば「iPad」9.7型より少し大きめ。そう、「iPad」は242.8×189.7×13.4mm/730g(Wi-Fi+3Gモデル)で、「TW317A7」は295×195×14mm/約1.0kgと一回り大きいのだ。「iPad」でも、大きくて持ち歩きたくない人が増えてきている中、タブレットとしてどのくらい使われるのかは怪しい。その一方で、Windows Phoneではなく、ビジネスでも十分使えるWindows 7 Home Premium端末として考えれば、これほど小型のものはあまりない。そう、PCから攻めていくのがauの基本的な考え方と思われる。これなら、ビジネスの場でしかたなく使うタブレットに対するメリットが見えてきそうだ。
いつも使っているWordやExcel、PowerPointが使え、IEEE802.11 b/g/nやBluetooth Ver.2.1 + EDRと通信機能も充実している。ほかとは違う切り口で攻めることで、もしかすると新たな世界を切り開いてくれるかもしれない。
ソフトバンクが放つ「DELL STREAK 001DL」。ちょうどスマートフォンとiPadの間を埋めるサイズ |
・ソフトバンクモバイル「DELL STREAK 001DL」(12月上旬発売予定)
圧倒的に強い「iPhone」でスマートフォンの世界を席巻してきたソフトバンクモバイル。タブレット「iPad」も好調だ。その一方で「iPad」は日本では大きすぎるのでないかという声も聞こえてきている。そこで、「DELL STREAK 001DL」の投入だ。もともとDELLが海外で展開していた端末だが、どうしてソフトバンクから登場することになったかは聞くことができていないので、詳細は分からないがDELLからは直接販売されない。しかし、ソフトバンクの2010-2011冬春モデルの発表会では、端末にソフトバンクのロゴが確認できなかった。
スマートフォンより一回り大きな5型ディスプレイを搭載したモバイルタブレット「DELL STREAK 001DL」は、約152.9×79.1×9.98mm/220gと誰でも片手で扱えるコンパクトさが特徴となっている。CPUはQualcomm Snapdragon 1GHz、OSはGoogleのAndroid 2.2と王道ともいえるAndroidスマートフォンだ。独自のインターフェース「DELL Stage」を搭載しているため、快適に操作できる。「iPad」とスマートフォンの間を埋める端末としてはピッタリかもしれない。
片手で操作できる限界と思われる7インチサイズの「GALAXY Tab」。タブレットの新たな主流となれるか!? |
・NTTドコモ「GALAXY Tab」(11月下旬発売予定)
最後は「GALAXY Tab」だ。7インチの大画面のため、スマートフォンでは見づらかったWebサイトや電子書籍の表示にもピッタリのサイズとなっている。そう、スマートフォンの手軽さとパソコンの快適性を両立させたジャストフィットサイズの端末となっているのだ。
サイズも、約191×121×12.1mm/約382gと持ち歩くのに苦にならない。Flashに対応した7インチの大画面ディスプレイ(1024×600)、Bluetooth3.0に対応するなど機能も充実している。メール一覧を表示したまま、メール本文をプレビューすることができる「Spilit UI」搭載のため、使いやすさもこだわっている。Evernoteのアプリケーションダウンローダーをプリインストールしている。
このように書くと、いいことばかりのようにも思えるが、「GALAXY」は基本的にグローバル端末のため、日本仕様にはしているにしても、ドコモの日本メーカー製スマートフォンと比べると、あくまで一般ユーザーには敷居が高いかもしれない(といっても、日本独自のガラケーを押しているわけではないのだが)。iPadみたいに、割り切って使えるかどうかが決め手となるだろう。
各タブレットの特徴を見てきたが、スマートフォンに比べてこれからさらに洗練されてきそうな雰囲気が感じられる。これからどのように進化していくかを見ていきたい。
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