慶應義塾大学の村井純氏(左)、UQコミュニケーションズの渡辺文夫氏(右)


慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(SFC)といえば、インターネットの分野で日本最先端を走っていることで知られている。すでに1990年代から、休講の連絡をしたり、自宅にいても授業に参加できたり、学内の施設を予約したりするキャンパスネットワーク(SFC-CNS))を運営している。
UQコミュニケーションズはSFCとともに、モバイルWiMAXを用いたSFC-CNSへのアクセス構想を発表した。2011年4月から、全国どこにいてもモバイルWiMAX網を経由してSFC-CNSにアクセスできるようになる。いままでBフレッツに対応していたが、今後モバイルWiMAXに対応することになることで、固定から無線に変わっただけでなく、モバイルWiMAXのエリア内なら日本全国からアクセスできる環境が整ったことになる。



学生、教職員は、市販のWiMAX製品を使って、WiMAX網に接続するだけでSFC-CNS、大容量バックボーンで接続されたインターネットにアクセスできる。特にVPNクライアントは必要ない。SFC-CNSはMVNOというよりはプロバイダー的な役割となっている。

WiMAX搭載PCを開くだけでどこからでも学内環境を利用できるだけでなく、モバイルWi-Fiルーターを経由するなどさまざまなWi-Fi機器からSFC-CNSにアクセスできる。これにより、学内無線LANのエリアが日本全国に拡がったような環境を実現し、これまで以上にSFC-CNSが擁する学術・研究リソースを活用できる機会を創出できるとしている。

現在、SFC内には無線LAN環境が構築されているが、学生は学外でモバイルWiMAXを利用し、そのまま学内でもモバイルWiMAXを利用すると見られ、無線LANとモバイルWiMAXのすみわけをどうするかが問題になってきそうとのこと。
UQでは、今回のサービスを具現化することでモバイルWiMAXの可能性を広げることともに、ほかの事例への展開を検討していくとしている。


慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス
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