いくらセキュリティー対策を行なっても、不正アクセスは、イタチごっこのように現われる。今回狙われたのはビックカメラのショッピングサイト「ビックカメラドットコム」だった。
11月15日の発覚から閉鎖していた「ビックカメラドットコム」が、第三者機関の調査より安全性が確認できたとして11月24日14時に再開した。

11月12日にユーザーから身に覚えのない商品の購入確認メールが届いたという連絡がビックカメラドットコムにあったことから、問題が発覚した。調査すると、11月13日に、一部の会員のIDとパスワードについて不正アクセスがあった形跡が確認でき、20件で会員のネットポイントが商品購入に不正に使用されたことが分かったのだ。事実が判明した11月13日11時にサイトのポイント利用を停止、24時にサイトを閉鎖した。14日には警察に被害届を提出している。

第三者機関の調査報告をふまえ、サイト再開にあたって再発防止のセキュリティ対策をするとのこと。1点目は、全会員のアクセスパスワードを変更したこと。11月23日より順次新しいアクセスパスワードを会員に送っている。2点目は、ポイント利用と会員登録変更を停止したこと。再開後の状況を見ながら停止措置を順次解除する予定だ。3点目は、クレジットカード情報の事前登録サービスを停止したこと。
今後、情報セキュリティー体制のさらなる強化と再発防止に取り組んでいくとしている。

ビックカメラドットコム

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