身近なモバイル製品の中で、今、もっともホットな話題といえば、スマートフォンだろう。スマートフォン市場は、ソフトバンクのiPhoneが圧倒的なシェアを占めているものの、ドコモはGALAXY、auはIS03と、キャリア各社は魅力的な端末を発表している。

そうしたキャリア大手3社に加え、ウイルコムが復活劇を開始した。この状況をイー・モバイルが黙って見ているはずがない。
イー・モバイルは、Android2.2を搭載したスマートフォン「HTC Aria(S31HT)」を2010年12月17日より発売することを明らかにした。

「HTC Aria」は、世界20ヶ国以上で販売されているHTCのグローバル端末を、初めて日本市場向けにカスタマイズして展開するもの。イー・モバイルの音声端末として初めてAndroid2.2を搭載したスマートフォンだ。

最大の魅力は、高機能性とあわせ、重さ約115gの手のひらに収まるコンパクトサイズを実現した点だ。また、Android2.2の搭載により、Android マーケットから世界中で開発された様々なアプリケーションをダウンロードして自分好みの使い方ができるほか、Flash Lite4対応により動画をはじめとする表情豊かなWebコンテンツを存分に楽しむことができる。

モバイルWi-Fiルーターとして利用できる点も大きな魅力だ。無線LANのアクセスポイントがない場所でも、イー・モバイルのサービスエリアであれば、携帯電話回線を通じて、無線LAN付のパソコンをどこでもインターネットに接続することができる。

ユーザーニーズに合わせてカスタマイズができるHTC独自のインターフェース「HTC Sense」を搭載した点も見逃せない。最大7つのホーム画面によく使うアイコンやウィジェットを自由に貼り付けることできる。

また、Twitterや Facebookなどの連絡先に登録した様々な人の情報を一元的に管理することで、よりシンプルで自然なコミュニケーションのスタイルを実現した。

一発逆転の大勝負と言っても過言ではないスマートフォンの投入で、イー・モバイルはどこまでシェアを伸ばせるか。

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