来年2月に新しい日本語ワープロソフト「一太郎2011 創」が発売される。「一太郎2011 創」の要となるのが、日本語入力システム「ATOK 2011 for Windows」だ。

最新版のATOK 2011は、使うほど自分仕様のATOKに成長するシステムだ。入力のクセを読み取って、最適な変換候補を表示してくれる。使う人に合わせてかしこく便利な変換が手に入る。まさにかゆいところに手が届くようになっている。

新機能の一つが「スマートモードチェンジ機能」だ。ATOKはこれまで方言モードや人名優先モードなど、場面に応じてモードを切り替える必要があった。ATOK 2011は入力の傾向を読み取って、適切なモードを提示してくれる。

また、分野を問わず、変換辞書の語彙だけでなく、使用頻度の高い用例、定形の言い回し、慣用句を拡充している。

さらにうれしいのが敬語の正しい使い方を提示してくれることだ。たとえば、「お求めやすい」を入力した場合に「お求めになりやすい」、「社長がお食べになった」を「社長がお召し上がりになった」と注意を促してくれる。また、「ぱsこん」などの打ち間違いも「パソコン」と正しく変換するように強化されている。

このほか、新しい言葉をHTMLやRSSに登録されたURLから取得したデータなどの対象ファイルを分析してフレーズを抽出し、必要な言葉をチャージする「おまかせキーワードチャージ」を新搭載し、複数のパソコンで同じATOKが使える「ATOK Sync アドバンス」を強化したり、使いやすくなっている。

初心者には英語への変換も顔文字もスペースキーを押すだけと単純にしている。たとえば、「おどろく」と入力してスペースキーを押すと、「驚」から「surprise」、「(O_O)」までも変換候補に表れる。推測変換もシンプルで使いやすいように強化されている。

ATOKが優れている理由は、常に進化し続けているところにある。すでに入力した文字から文節を抽出し、かな漢字に変換していくことを超え、文字入力をサポートするまで進化した。ATOK 2011は、初心者から上級者まで誰でも使いやすい日本語入力システムと言ってよいだろう。

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