ITライフハック

Webサイトの閲覧中に、ついうっかりボタンをクリックして、ツールバーを追加してしまった経験はないだろうか？　Internet ExplorerやFirefoxなどのブラウザーにアドオンを入れれば機能を追加できる。ところが、アドオンの数が増えるとブラウザーの起動や動作速度が遅くなってしまう。不要なアドオンを無効化や削除して、ブラウザーを高速化しよう。

■知っ得 No.0171　無意識のうちに入れてしまったアドオンを無効化／削除しよう
ブラウザーの機能を強化する、便利なアドオンは導入して使ってみたい。ところが、Webサイトに書かれている「便利な機能を追加！」などの文字をクリックするだけで、意図せずアドオンが追加されることがある。また、フリーソフトのインストール時にアドオンが勝手に入ることもある。

実は、アドオンやツールバーが増えると、ブラウザーの起動や動作速度に影響が出る。Internet Explorer（以下、IE）の次世代版IE9（ベータ）は、速度に影響するアドオンがある場合、起動時に警告して無効化させる機能を搭載するほどだ（画面1）。今回は、現在最新のIE8とFirefox3を例に、アドオンを外す方法を見てみよう。

画面1　IE9の起動時に、アドオンに関する警告が表示された。アドオンによりムダにかかる時間を知らせてくれる。不要なら、その場で無効化しよう。

●IE8のアドオンをまずは無効化そして削除する
利用者が多いIE向けのツールバーは、さまざまなWebサイトで提供されている。サービスの入り口かと思ってついうっかりクリックするだけで、インストールされることがある。気がつくと、IEの周辺にゴテゴテとツールバーが追加され、動作も重くなっている。

IE8の場合、［アドオンの管理］画面で不要なアドオンを外せる。使わないものは、まず「無効化」しておこう（画面2、画面3）。さらに、今後も使う可能性がないなら、削除する。もし、［アドオンの管理］画面から削除できない場合には（画面4）、コントロールパネルの［プログラムのアンインストール］から、該当の項目がないか探してみよう（画面5）。

画面2　IE8の上に、かなりの数のツールバーが表示されていて、表示領域も狭くなっている。［ツール］→［アドオンの管理］を選択する。

画面3　アドオンの一覧が表示されるので、使わないものを選択して、［無効にする］ボタンをクリックする。

画面4　上の画面で［詳細情報］をクリックすると、アドオンの詳細情報が表示される。ここで削除ボタンをクリックすれば削除できるが、実際にはボタンを選択できない場合が多い。

画面5　完全に削除したいときには、コントロールパネルから［プログラムのアンインストール］を起動。ツールバーのプログラムを選択して、アンインストールを実行する。

●Firefox3のアドオンも使わないなら無効化そして削除する
IEの場合と違って、Firefoxのアドオンは、ユーザーが選択して導入することが多い。公式アドオンのサイトにいけば、便利なアドオンが数多く提供されている。ところが、Firefoxのアドオンをどんどん増やしていくと、極端に起動が遅くなることがある。

導入したものの、あまり使う機会がないアドオンがあるなら、まずは無効化しよう。さらに不要なら削除してしまおう。無効化、削除とも管理画面上から設定できるから、わかりやすい（画面6、画面7）。