SNS戦争が激しさを増している。特にゲームに関しては各社がプラットフォームを公開し、ゲームメーカーが参加しやすくなった。SNSで特に注目を集めているのはモバゲーを運営するDeNAとGREEを運営するグリーの2社で、ゲームを利用したユーザー獲得に力を入れている。
その中で、Android版「GREE」を開始するなど、スマートフォン対応を進めているグリーが、次の一手を放った。12月6日に仕様を公開した「GREE Platform for smartphone」向けソーシャルアプリケーションの開発に、171社の開発パートナーが参加することを明らかにしたのだ。
優良なコンテンツを獲得するには、プラットフォームの仕様を開放して開発会社が参加しやすい環境を作ることが重要となる。これが今後急拡大が期待できるスマートフォン向けならなおのことだ。
「GREE Platform for smartphone」は「iPhone」「Android」向けWebアプリ、iOS(「iPhone」や「iPod touch」など)アプリ、Androidアプリの3つのサービスを提供できる。各メーカーが開発されたアプリは順次公開していく予定となっている。

グリーでは、スマートフォン向けのアプリについてパートナー企業の事業を支援することを目指してプラットフォームを構築している。そして、説明会を順次開催して参加企業を増やしているのだ。
コミュニティーサービスでNo.1を目指すには、今後拡大が見込まれるスマートフォンを味方につけるだけでなく、いかに使いやすいプラットフォームを構築するか、メーカーを支援していくかが必須となる。これにより、参加企業が増え、さまざまなアプリを提供することで、ユーザーが集まってくるからだ。
その一歩をグリーが歩き始めたのだ。モバゲーも同様の戦略をとっている。今後も、モバゲーとGREEの戦いに注目していきたい。

グリー

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