前代未聞のサービスにネット騒然!店内の漫画をスキャンして持ち帰る「自炊の森」』で紹介した「自炊の森」に、新たな動きがあった。「自炊の森」がサービスを一時休止し、サービス・料金体系含め、変更を加えるというのだ。

■サービス一時休止までの経緯
「自炊の森」は、ユーザーが電子化したい本を持ち込みその場でスキャンしてデータを持ち帰るサービス「持ち込み自炊サービス」と、店内のコミックや同人誌をその場でスキャンしてデータを持ち帰るサービス「在庫本自炊サービス」を提供している。

「在庫本自炊サービス」の場合には、自分が本を所有していなくてもよい。ネットの住人は、「著作権法に抵触しているのではないか」と、昨年より騒いでいた。

そうした事情に対して「自炊の森」は2010年12月31日、ついにサービスの一時休止に至った。Twitter上では、下記のようにコメントしている。

「告知のみです。システム整備の為、本日~本オープン予定日の1/21までは店舗営業を一時休止致します。サービス、料金体系含め色々と変更・追加を加える予定です。詳しくはオープン前のアナウンス(21日の数日前位を予定)をご参照ください。」

■著作権侵害の指摘は覚悟のうえか
「自炊の森」側は、著作権について指摘されることをあらかじめ自覚していたようだ。Twitter上では、下記のようにコメントしている。

「我々の様な零細がいくら新しいコンセプトをうたったところで、大手出版社含め沢山の著作権者の方々と短期間でコンセンサスを得るのは難しい、ならばとりあえず始めてしまって後から対応しよう、という考えでした。」

■誠意をもって対話していく
「自炊の森」は2011年1月5日、Twitter上で下記のようにコメントしている。

「こちらとしては、権利者の方々からコンタクトが来た時に備え準備しております。使用許諾の対価、もしくは使用をさせない旨の告知についても、話し合いを通じて誠意をもって対話させて頂きたいと考えております。」

権利者からコンタクトがあれば、誠意をもって対話していくとの構えだ。


「自炊の森」のホームページでは1月中旬に正式オープン予定とのことだ。著作権法のグレーゾーンを突いたサービスであるだけに、今後の展開次第では大きな社会問題となる可能性も秘められている。

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