日本では、GREEやmixi、モバゲーといったSNSが有名だが、海外に目を向けると、Facebookが世界最大のユーザー数を誇り、英国王室が参加するほどの勢いがある。日本でも、Facebookが流行る兆しが見えてきた。

果たしてFacebookユーザーは、どのように利用しているのだろうか。マクロメディアがFacebookに関する調査を実施し、利用実態を明らかにした。

Facebookの使い方では「友達の近況をチェックする」が50%でトップとなり、「昔の友達を探す」39%、「自分の近況を報告する」32%、「海外の友達を探す」30%と続いた。よい点を聞くと、「全世界でユーザーが多い」が64%で最多となり、「実名なので知人を見つけやすい」37%、」「実名なので情報に信憑性がある」35%と続く。このほか、「学生時代の友達と連絡がとれ、同窓会が開けた」「海外の人と接して語学の勉強になる」などのコメントがあり、マクロミルでは実名登録や海外と交流にメリットを感じて利用している人が多いようだと、分析している。

Facebookを始めたきっかけは、「友達に勧められたから」が41%で最多、次いで「話題になっているから」22%、「海外で流行っていた」が13%となっている。2010年以降にフェイスブックを始めた人が6割超で、映画やテレビ・雑誌の特集で興味を持ったという声が多い。2009年以前から利用している人の約半数は海外居住経験があった。

フェイスブックは原則、プロフィールを実名で登録することを推奨していることについて、実際に自身の個人情報をフェイスブック上にどこまで公開しているかを聞くと、「実名」を登録している人が79%と高く、フェイスブックで個人情報を公開することに対する不安の有無については「不安はない」48%、「不安がある」52%と二分している。
個人情報について気をつけていることは、6割前後が「個人情報を誰にどこまで見せるか範囲を設定する」「知らない人からの'友達申請'は安易に承認しない」と回答している。

このほか個別の項目についてどう考えているかを聞くと、「世界中とつながっている感覚がある」と感じている人は70%、「実名登録だから現実の世界に近い」は69%という結果が出てきた。さらに、「匿名性を好む日本の文化には合わない」と回答する人が63%いる一方、「今後、日本で普及すると思う」と答えた人が66%となった。
Facebookは、実名登録という特性からより「世界中とつながっている感覚がある」「実名登録だから現実の世界に近い」など、より現実世界を反映させたSNSとなっている。実名登録への不安は高い一方で、普及すると考えているユーザーが多く、これから日本でも普及が期待されている。

マクロミル

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