Lian-Li陳会長


デスクトップパソコンを自作する人であれば、「LIAN-LI(リャン・リー)」という名称を一度は耳にしたことがあるだろう。LIAN-LIは、台湾のPCパーツメーカーであり、良質のアルミニウム製PCケースをPC DIYユーザー向けに長年の間、提供し続けて来た老舗中の老舗だ。

そんなLIAN-LIが2009年10月10日、都内のカフェソラーレ・リナックスカフェ秋葉原において、PC DIYユーザー向けのイベント「Lian-Li&LanCool Expo 2009」を開催した。今回が日本初のイベントということもあり、会場にはLian-Li陳会長も台湾から駆けつけた。

■LIAN-LIのPCケースを広めたい - Lian-Li陳会長
イベント会場で、LIAN-LIジャック・チェン会長にお話を伺うことができた。
Lian-Li陳会長

編集部:イベントを開催するまでの経緯を教えていただけますか。
陳会長:(PCケースを)長年作ってきましたが、日本ではまだイベントを開催したことがありませんでした。LIAN-LIのPCケースを使っていただいたユーザーの皆さんのために、ぜひ、日本でやりたいと思って今回のイベントを開催いたしました。

編集部:イベントの場に秋葉原を選んだ理由を教えていただけますか。
陳会長:秋葉原は、パソコン関連の情報が豊富なので、LIAN-LIの情報を発信する場にふさわしいと考えました。

編集部:PCケースの特徴を教えていただけますか。
陳会長:LIAN-LIの一番の特徴は、DIYを最優先に考えている点です。今回のPCケースもそうですが、エアフローを最大限に考慮してPCケースを設計しています。ハードディスクの発熱を外部に逃がす工夫もしています。

編集部:PCケース以外の事業を教えていただけますか。
陳会長:PCケース一体型の机なども扱っております。

編集部:今後も、こういったイベントを積極的に行うのでしょうか。
陳会長:もちろんです。

編集部:今後の展開を教えていただけますか。
陳会長:LIAN-LIは、PCとは違う分野で、民宿のような事業も行っています。ただ、PC DIYの世界は非常に面白いので、まだまだやりたいことがたくさんあります。

編集部:最後に日本市場への意気込みをお聞かせいただけますか。
陳会長:LIAN-LIのアルミニウムPCケースは、世界中で知られています。日本市場においても、LIAN-LIのPCケースをより知られるように努力していく所存です。

編集部:お忙しいなか、本日はありがとうございました。

■組み立ての達人がワザを披露!Lancoolケース早組みデモ
イベント会場では、LIAN-LIのPCケースが所狭しと陳列されていた。開発中の新製品も参考出展されていたこともあり、来場者は皆、ひとつひとつのケースを真剣な眼差しで細部に渡るまでチェックしていたのが印象的だった。
Lian-LiのPCケース

ステージ上では、LIAN LI本社の陳会長よりLIAN LI社の歴史および今後のロードマップが紹介された。さらに、本社の技術開発スタッフ魏氏より開発中の新製品も紹介された。
LIAN LI社の歴史を語る、Lian-Li陳会長

「Lancoolケース早組みデモ」では、LIAN-LIのPCケースを使用して、PCパーツの状態からOSが起動するパソコンを15分で組み立てるデモンストレーションを実施。組み立てのスタッフは、PCパーツの取り付け方を来場者にひとつひとつ解説しながらパソコンを組み立てていたが、さすがにプロだ。きっちりと15分以内に見事にOSが起動するパソコンを組み立てることができた。
Lancoolケース早組みデモ

Lian-LiのPCケース


「Lian-Li & Lancool EXPO 2009」
ディラック
LIAN-LI
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