パナソニックのプラズマテレビ「ビエラ」や、東芝の液晶テレビ「レグザ」など、薄型テレビにはさまざまな方式があり、裸眼3Dであったり、黄色をくわえた4原色表示を実現したり、各社で特徴を出している。

そこに、三菱電機はまったく新しい方式の液晶テレビとして、レーザーバックライトを採用した液晶テレビを開発したことを明らかにした。赤色レーザーとシアン色LEDを光源に用いることにより、鮮やかな色を再現することが特徴だ。

一般的な液晶テレビは、バックライトとしてCCFL(冷陰極蛍光ランプ)や白色LED が使われている。この光を液晶パネルの赤、緑、青の3つフィルターを通して表現しているのだ。人の目は赤に敏感に反応すると言われている。だから、信号機でも目立ってほしい止まれが赤となっているらしい。
赤を発色よくしようとすると、赤色の純度の高さが問題になってくるが、どうしてもフィルターではどうしても限界があった。そこで、三菱電機は赤色レーザーに目を付けたのだ。

新開発したレーザーバックライトでは、人の目の識別能力が高い赤色の光源として赤色レーザーを採用している。残り緑と青は高効率のシアンLEDを採用しているが、レーザーによる純度の高い赤を使うことで、通常の液晶テレビに比べて約1.3倍の色再現範囲を実現した。まさに、これまで表現できなかった鮮やかな赤が堪能できるのだ。

三菱電機は、赤、緑、青の3種類のレーザーを光源にしたテレビを2008年に北米で、2010年から日本で販売している。このレーザー技術を液晶テレビに応用したというわけだ。

製品化までの道のりはこれからだが、今後は照射方式を改善していくとのこと。また新しい技術で液晶が進化した。これまでの液晶テレビにはない、鮮やかな色彩を放つ「レーザーバックライト液晶テレビ」の登場が待ちきれない。

三菱電機

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