無料のゲームサイトでは、ゲームは無料で提供するが、追加アイテムを有料にすることで利益を得ている。ゲームを楽にクリアするため、あるいはキャラクターの見ためをよくするために、さまざまな追加アイテムが用意されている。
このように、世界の潮流が「無料+追加課金」となりつつあるなか、iPhoneアプリの開発者にとって悩ましいのが、自分の作ったアプリを無料アプリにして追加アイテムの購入や広告で収入を狙うのか、最初から有料アプリにするのかという問題だ。
iPhoneアプリ開発者の中には、無料アプリにするか、有料アプリにするか。毎回、悩んでいる人も多いだろう。
無料アプリと有料アプリとの違いについては事例が少ないので、ここでは藤永真至氏の「売れるiPhoneアプリの法則」(発行:秀和システム、価格:1785円[税込])から仮説を立ててみよう
このように、世界の潮流が「無料+追加課金」となりつつあるなか、iPhoneアプリの開発者にとって悩ましいのが、自分の作ったアプリを無料アプリにして追加アイテムの購入や広告で収入を狙うのか、最初から有料アプリにするのかという問題だ。
iPhoneアプリ開発者の中には、無料アプリにするか、有料アプリにするか。毎回、悩んでいる人も多いだろう。
無料アプリと有料アプリとの違いについては事例が少ないので、ここでは藤永真至氏の「売れるiPhoneアプリの法則」(発行:秀和システム、価格:1785円[税込])から仮説を立ててみよう
■売れないから無料は間違い
まず重要なことは、無料アプリにしても有料アプリにしても、100円の価値があるものを出すということだ。開発者の間では「これは有料で売れないから無料で出してみよう」という考えが横行している。これは多いに間違いだ。無料アプリを出しても「無料だから仕方ないね」というレビューがついて終了である。
無料で数万ダウンロードというのは何のビジネスにもならない。admobのようなアドネットワークのビジネスをささやかに支えるだけである。
これではあなたの書くブログにAdSenseを貼るのとかわらない。やらない方がマシである。
無料アプリで広告収益を出してビジネスしたいならば、数百万ダウンロードのアプリを出して、なおかつ、Twitterクライアントのように毎日使えるものだ。
Freemiumの論理を今ひとつ思い出して欲しい。有料アプリの市場をぶっつぶすべく価格を無料にするわけであり、ユーザの価値体験としては「有料でも買えてたのに」というアプリだからこそ、爆発的なダウンロード数を稼げるのである。
幸か不幸か、iPhoneユーザの中では100円という価値の心理的壁は高いので、まず100円の価値をクリアすればいいというわけだ。
それにはまず115円で有料アプリを出せばよい。それで1万ダウンロードいくのであれば、無料にしたときに、100万ダウンロードは固いだろう。
■無料ならヘビーユーザが喜ぶ設計を
無料にするときにやるべきことは、追加課金のしくみだ。今までの有料の価値を無料にしたわけだから、さらにコンテンツや機能を用意しなくてはならない。
アプリそのもののコンセプトは崩さずに、売れている有料の類似アプリの機能を別建てで売るか、音ゲームでいう楽曲データのようなコンテンツのお店を広げられるからだ。
なかには広告非表示という追加課金の仕方の事例が出ているが、上記がユーザ想いだろう。
無料バラマキモデルの裏は、ヘビーユーザへの過剰課金が前提になっている。あまねく平等にお金をとる有料アプリと違うのはココである。
しかしヘビーユーザがクチコミを起こしてくれるファンであるから、ヘビーユーザが喜んで大枚のお金を喜捨するコンテンツ設計が必要である。
無料でバラまくこと自体が販促だと信じている方に忠告したいのが、無料しかダウンロードせずレビューで悪態をつくユーザが、あなたのアプリの寿命を縮めるということだ。
つまりこれ自体が販促ではなく、そもそもアプリに100円以上の価値があり、なおかつ、ヘビーユーザからたくさんのお金を集められるしくみがあってはじめて成り立つのである。
■2010年1月におけるランキングアプリの検証(RainbowApps調べ)
2010年1月において、累計38万個、デイリーで250万DLされるアップストアで、その月にランキング1位をとったアプリの数は有料では7個、無料では13個であった。
新作アプリで有料1位になるのは2000個に1個。無料1位になるのは1000個に1個である。
これがカテゴリー1位という話になると、有料無料ともに100個に1個。まず私たちが狙うのはこの100個に1個のカテゴリー1位だ。
では、どこのカテゴリーが狙い目なのだろうか?
まず、入れ替わりが激しいのは、有料では、ゲーム、電子書籍、ユーティリティ、ミュージックだ。このカテゴリーは1カ月の間1位アプリは7回ぐらい入れ替わる。
無料では、ゲーム、SNS、仕事効率化、ライフスタイルだった。
逆に入れ替わりが少ないのは、有料では、ビジネス、健康・フィットネス、ファイナンスだ。これらは、2010年1月は入れ替わりがなかった。
無料では、天気、ニュース、ファイナンス、メディカルだった。
では、トップ10をとったあと、どれくらいのその中に入り続けられるのだろうか。
有料ではほとんどのアプリが1週間ぐらい、無料では3日ぐらいだ。
2010年1月では、有料アプリの場合、2個が31日で最長記録、無料アプリの場合、2個が11日で最長記録だった。
■無料と有料の違い
まとめると、無料アプリは有料アプリに比べるとランキングの入れ替わりが激しく、使ってすぐ捨てるという「消費アプリ型」の傾向がある。一方、有料アプリでは、工夫次第では1カ月間トップ10に滞在し続けることも可能であることがわかった。
有料アプリのランキング上位ということは、「お金を払う安心」を買うことであるため、
とにかく「ランキング上位獲得」が、定番化につながり、長期売れることになるというわけだ。
<iPhone Apps by Eagle>
■探しているiPad/iPhoneアプリが見つかるSNSサイト RainbowApps - レインボーアップス
■初心者OK! 2ヶ月でiPhoneアプリを作る iPhoneアプリ開発スクール
■【iPhoneでビジネスチャンスを掴もう】の記事をもっと見る
・お小遣いが稼げるiPhoneアプリは誰でも作れる!ランキング上位の秘訣を伝授
・成功脳を仕込む日記アプリ!運が開ける「アファメーションダイアリー365」
・アプリは作者の写し鏡「本日のOh!-アプずも +α」
・ボクなんかのド素人でも1位をとれる世界なんだ「SM診断」
・英語は耳から学ぼう!開発者が語るiPhone英語学習アプリ
まず重要なことは、無料アプリにしても有料アプリにしても、100円の価値があるものを出すということだ。開発者の間では「これは有料で売れないから無料で出してみよう」という考えが横行している。これは多いに間違いだ。無料アプリを出しても「無料だから仕方ないね」というレビューがついて終了である。
無料で数万ダウンロードというのは何のビジネスにもならない。admobのようなアドネットワークのビジネスをささやかに支えるだけである。
これではあなたの書くブログにAdSenseを貼るのとかわらない。やらない方がマシである。
無料アプリで広告収益を出してビジネスしたいならば、数百万ダウンロードのアプリを出して、なおかつ、Twitterクライアントのように毎日使えるものだ。
Freemiumの論理を今ひとつ思い出して欲しい。有料アプリの市場をぶっつぶすべく価格を無料にするわけであり、ユーザの価値体験としては「有料でも買えてたのに」というアプリだからこそ、爆発的なダウンロード数を稼げるのである。
幸か不幸か、iPhoneユーザの中では100円という価値の心理的壁は高いので、まず100円の価値をクリアすればいいというわけだ。
それにはまず115円で有料アプリを出せばよい。それで1万ダウンロードいくのであれば、無料にしたときに、100万ダウンロードは固いだろう。
■無料ならヘビーユーザが喜ぶ設計を
無料にするときにやるべきことは、追加課金のしくみだ。今までの有料の価値を無料にしたわけだから、さらにコンテンツや機能を用意しなくてはならない。
アプリそのもののコンセプトは崩さずに、売れている有料の類似アプリの機能を別建てで売るか、音ゲームでいう楽曲データのようなコンテンツのお店を広げられるからだ。
なかには広告非表示という追加課金の仕方の事例が出ているが、上記がユーザ想いだろう。
無料バラマキモデルの裏は、ヘビーユーザへの過剰課金が前提になっている。あまねく平等にお金をとる有料アプリと違うのはココである。
しかしヘビーユーザがクチコミを起こしてくれるファンであるから、ヘビーユーザが喜んで大枚のお金を喜捨するコンテンツ設計が必要である。
無料でバラまくこと自体が販促だと信じている方に忠告したいのが、無料しかダウンロードせずレビューで悪態をつくユーザが、あなたのアプリの寿命を縮めるということだ。
つまりこれ自体が販促ではなく、そもそもアプリに100円以上の価値があり、なおかつ、ヘビーユーザからたくさんのお金を集められるしくみがあってはじめて成り立つのである。
■2010年1月におけるランキングアプリの検証(RainbowApps調べ)
2010年1月において、累計38万個、デイリーで250万DLされるアップストアで、その月にランキング1位をとったアプリの数は有料では7個、無料では13個であった。
新作アプリで有料1位になるのは2000個に1個。無料1位になるのは1000個に1個である。
これがカテゴリー1位という話になると、有料無料ともに100個に1個。まず私たちが狙うのはこの100個に1個のカテゴリー1位だ。
では、どこのカテゴリーが狙い目なのだろうか?
まず、入れ替わりが激しいのは、有料では、ゲーム、電子書籍、ユーティリティ、ミュージックだ。このカテゴリーは1カ月の間1位アプリは7回ぐらい入れ替わる。
無料では、ゲーム、SNS、仕事効率化、ライフスタイルだった。
逆に入れ替わりが少ないのは、有料では、ビジネス、健康・フィットネス、ファイナンスだ。これらは、2010年1月は入れ替わりがなかった。
無料では、天気、ニュース、ファイナンス、メディカルだった。
では、トップ10をとったあと、どれくらいのその中に入り続けられるのだろうか。
有料ではほとんどのアプリが1週間ぐらい、無料では3日ぐらいだ。
2010年1月では、有料アプリの場合、2個が31日で最長記録、無料アプリの場合、2個が11日で最長記録だった。
■無料と有料の違い
まとめると、無料アプリは有料アプリに比べるとランキングの入れ替わりが激しく、使ってすぐ捨てるという「消費アプリ型」の傾向がある。一方、有料アプリでは、工夫次第では1カ月間トップ10に滞在し続けることも可能であることがわかった。
有料アプリのランキング上位ということは、「お金を払う安心」を買うことであるため、
とにかく「ランキング上位獲得」が、定番化につながり、長期売れることになるというわけだ。
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