東日本大震災で福島原子力発電所が影響を受け、安全な状況になるまでは時間がかかりそうだ。このため、東京電力エリアでは、電力が不足し、計画停電が実施されている。
JR東日本は地震による津波で大きな被害が出た。その被害状況が徐々に明らかになってきたのだ。それでは、鉄道および高速バスの状況を見ていこう。
■復旧が進む鉄道だが
JR東日本は海岸線の線区を点検した。まだ福島原子力発電所の影響などで調べられない個所も残されているが、3月30日時点で、23駅が津波で流出したことが分かったのだ。
このほか鉄道は、東京電力の計画停電の影響で多くの線区で特別ダイヤで運行している一方、運転再開のめどが立っていない線区もある。また、高速バスはJRが復旧するまで緊急支援運行を行っている区間もある。
・JR東日本
八戸線(階上~久慈)、山田線(宮古~釜石)、大船渡線(気仙沼~盛)、気仙沼線(前谷地~気仙沼)、石巻線(前谷地~女川)、仙石線(東塩釜~石巻)、常磐線(いわき~亘理)を点検したところ(一部駅を含まず、福島第一原発の半径30km以内は点検できず)、津波により23駅の駅舎が流出していることが分かった。線路流出・埋没が18カ所(約22km)、橋けた流出・埋没が7カ所、軌道変位が約160カ所、駅舎損傷が19駅と大きな被害を受けている。
一方、内陸部の線区は運転を再開してきている。東北本線は4月中旬には全線で運転が再開される。東北新幹線も4月下旬には運転を再開する予定だ。
・JRバス関東
・JRバス東北
震災緊急支援として運行している東京-仙台駅間直通高速バスを4月4日から1往復増便し1日3往復にするうえ、運行期間を4月20日まで延長する。東京-いわき駅間は特別ダイヤで運行しているが、4月4日からは1日33往復に増便する。このように東京から北関東・東北各地へのバス運転を再開しているだけでなく、復旧していないJRの線区をカバーするように震災支援としてバスを運行している。
・仙台市交通局
地下鉄南北線の富沢駅~台原駅間で折り返し運転を実施、台原~いずみ中央駅間は運行見合わせのため無料バスを運行している。
市バスは休日ダイヤで運行しているが、運行できない路線は運休や折り返し運転をしている。
・仙台空港鉄道
地震被害のため運休。運転再開の見込みはたっていない。そのため、代行バスを運転している。
・阿武隈急行
地震被害のため、復旧までの間は運休。
福島~瀬上、梁川~角田は運転再開の見通しが立っていない。保原~梁川は4月上旬頃に、瀬上~保原および角田~槻木は4月中旬頃に運転再開を予定している。
・会津鉄道
会津若松駅6時59分発の快速 AIZUマウントエクスプレス号と15時発の快速尾瀬エクスプレスの2本が鬼怒川温泉駅まで直通運転となった。
・野岩鉄道
野岩鉄道・会津鬼怒川線は、会津鉄道への直通列車(マウント号)の一部列車を除き、終日運行している。
・福島交通
路線バスで相馬営業所を中心に運休している路線がある。高速バスは福島~いわきが運休中だが、そのほかは運行している。ただし、臨時ダイヤで運行している区間が多い。飯坂電車は運行中だ。
・京王電鉄
新宿~仙台線(直行便)で4月17日までは臨時ダイヤで運行する。その後はまだ未定だ。名古屋~仙台便を緊急支援バスとして運行している。
■緊急避難のための無料措置を行っている高速道路
・NEXCO 東日本
東京電力福島県原子力発電所での事故を受け、避難指示地域から緊急避難される車両(屋内退避対象地域からの自主避難車両を含む)について、福島県内の下記の13料金所から流入される走行を対象に、通行料金の無料措置を行っている。
対象料金所(入口料金所)【13料金所】
・東北自動車道:本宮、二本松、福島西、福島飯坂及び国見料金所
・常磐自動車道:いわき四倉、いわき中央、いわき湯本及びいわき勿来料金所
・磐越自動車道:いわき三和、小野、船引三春及び郡山東料金所
※上記13料金所を入口とした通行料金をお支払いいただく区間のみ無料措置の対象となる。
■ITライフハック
■ITライフハック Twitter
■【東北地方太平洋沖地震】に関連した記事をもっと見る
・インデックスが画期的な着信音!「節電着信音」で節電を
・過小評価が被害者を拡大!孫さん 放射線の過小評価に苦言
・マカフィー初のモバイルデバイス管理ソリューション!サイバー脅威からデバイスを守れ
・マイクロソフトが震災からの復興を支援!被災者の課題やニーズをサポート
・エリクソンが震災支援!通信復旧のために機材などを空輸
MICROACE(マイクロエース) 【a0264】 東北新幹線200系0番台「やまびこ」 開業一番列車 基本8両セット
MICROACE
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る
JR東日本は海岸線の線区を点検した。まだ福島原子力発電所の影響などで調べられない個所も残されているが、3月30日時点で、23駅が津波で流出したことが分かったのだ。
このほか鉄道は、東京電力の計画停電の影響で多くの線区で特別ダイヤで運行している一方、運転再開のめどが立っていない線区もある。また、高速バスはJRが復旧するまで緊急支援運行を行っている区間もある。
・JR東日本
八戸線(階上~久慈)、山田線(宮古~釜石)、大船渡線(気仙沼~盛)、気仙沼線(前谷地~気仙沼)、石巻線(前谷地~女川)、仙石線(東塩釜~石巻)、常磐線(いわき~亘理)を点検したところ(一部駅を含まず、福島第一原発の半径30km以内は点検できず)、津波により23駅の駅舎が流出していることが分かった。線路流出・埋没が18カ所(約22km)、橋けた流出・埋没が7カ所、軌道変位が約160カ所、駅舎損傷が19駅と大きな被害を受けている。
一方、内陸部の線区は運転を再開してきている。東北本線は4月中旬には全線で運転が再開される。東北新幹線も4月下旬には運転を再開する予定だ。
・JRバス関東
・JRバス東北
震災緊急支援として運行している東京-仙台駅間直通高速バスを4月4日から1往復増便し1日3往復にするうえ、運行期間を4月20日まで延長する。東京-いわき駅間は特別ダイヤで運行しているが、4月4日からは1日33往復に増便する。このように東京から北関東・東北各地へのバス運転を再開しているだけでなく、復旧していないJRの線区をカバーするように震災支援としてバスを運行している。
・仙台市交通局
地下鉄南北線の富沢駅~台原駅間で折り返し運転を実施、台原~いずみ中央駅間は運行見合わせのため無料バスを運行している。
市バスは休日ダイヤで運行しているが、運行できない路線は運休や折り返し運転をしている。
・仙台空港鉄道
地震被害のため運休。運転再開の見込みはたっていない。そのため、代行バスを運転している。
・阿武隈急行
地震被害のため、復旧までの間は運休。
福島~瀬上、梁川~角田は運転再開の見通しが立っていない。保原~梁川は4月上旬頃に、瀬上~保原および角田~槻木は4月中旬頃に運転再開を予定している。
・会津鉄道
会津若松駅6時59分発の快速 AIZUマウントエクスプレス号と15時発の快速尾瀬エクスプレスの2本が鬼怒川温泉駅まで直通運転となった。
・野岩鉄道
野岩鉄道・会津鬼怒川線は、会津鉄道への直通列車(マウント号)の一部列車を除き、終日運行している。
・福島交通
路線バスで相馬営業所を中心に運休している路線がある。高速バスは福島~いわきが運休中だが、そのほかは運行している。ただし、臨時ダイヤで運行している区間が多い。飯坂電車は運行中だ。
・京王電鉄
新宿~仙台線(直行便)で4月17日までは臨時ダイヤで運行する。その後はまだ未定だ。名古屋~仙台便を緊急支援バスとして運行している。
■緊急避難のための無料措置を行っている高速道路
・NEXCO 東日本
東京電力福島県原子力発電所での事故を受け、避難指示地域から緊急避難される車両(屋内退避対象地域からの自主避難車両を含む)について、福島県内の下記の13料金所から流入される走行を対象に、通行料金の無料措置を行っている。
対象料金所(入口料金所)【13料金所】
・東北自動車道:本宮、二本松、福島西、福島飯坂及び国見料金所
・常磐自動車道:いわき四倉、いわき中央、いわき湯本及びいわき勿来料金所
・磐越自動車道:いわき三和、小野、船引三春及び郡山東料金所
※上記13料金所を入口とした通行料金をお支払いいただく区間のみ無料措置の対象となる。
■ITライフハック
■ITライフハック Twitter
■【東北地方太平洋沖地震】に関連した記事をもっと見る
・インデックスが画期的な着信音!「節電着信音」で節電を
・過小評価が被害者を拡大!孫さん 放射線の過小評価に苦言
・マカフィー初のモバイルデバイス管理ソリューション!サイバー脅威からデバイスを守れ
・マイクロソフトが震災からの復興を支援!被災者の課題やニーズをサポート
・エリクソンが震災支援!通信復旧のために機材などを空輸
MICROACE(マイクロエース) 【a0264】 東北新幹線200系0番台「やまびこ」 開業一番列車 基本8両セット
MICROACE
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る