2011年4月26日午前0時(日本時間)、震災により提供が延期されていたマイクロソフトの最新Webブラウザ「Internet Explorer 9(IE9)」の正式版の提供が開始された。

IE9は、世界的なリサーチにより劇的な高速性とシンプルで使いやすいユーザーインターフェースに生まれ変わった。昨年からのbeta版公開から、正式版を待っていたユーザーも多くだろう。

Webブラウザの世界では近年、Firefox、Opera、Safari、Chromeなどが台頭してきているが、IE9はそうしたライバルたちに対抗すべく開発されたWebブラウザだ。それだけに、高速性や信頼性、シンプルで使いやすいインターフェイスなど、目を見張るものがある。

今回、ポータルサイト「livedoor」でも、「livedoor版 IE9」のダウンロードと、1,000円分のアマゾンギフトカードが当たるキャンペーン開始された。

では、すごいWebブラウザに生まれ変わったIE9と、キャンペーンについて紹介しよう。

■IE9で注目すべきは、4つのポイント
IE9はユーザーからの要望を取り入れ、マイクロソフトがゼロから開発を進めていたこともあり、IE8に比べてより高速で使いやすいWebブラウザに生まれ変わっており、IE9の注目すべき4つのポイントをチェックしてみよう。

1.かつてない高速化を実現
IE9の最大の魅力は、かつてない高速化を実現した点だ。そのスピードの速さはリリース候補版(RC版)でも評判となったが、正式版ではJavaScriptエンジンの性能向上と、GPUの動的な利用、およびネットワークキャッシュサイズの増量とキャッシングアルゴリズムを改善などによって、より高速性が追求された。

グラフを見れば明らかだが、処理性能はIE8に比べて約18倍という高速化を実現している。
処理性能が約18倍の高速化を実現した。

2.洗練されたシンプルなデザイン
IE9を初めて見た人は、そのシンプルな画面に驚いたかもしれない。使い勝手が考慮されながら、洗練されたシンプルなデザインも特長のひとつだ。

タスクバーからブックマークに直接アクセスすることができるピン留め機能や、現在開いているWebサイトのアプリケーションをタスクバーから利用できるジャンプリスト機能など、使い勝手を中心に考え洗練されたシンプルなデザインとなっている。
洗練されたシンプルなデザイン。

3.抜群の安定性と最高水準のセキュリティ
インターネットに接続するWebブラウザだからこそ、忘れてならないのがセキュリティだ。いくら高速なWebブラウザであっても、コンピューターウイルスやスパイウェアなどの脅威に対して安全な対策が施されていなければ安心して使うことはできない。

IE9では、Webブラウザの安全性テストにおいて、悪質なソフトウェアをダウンロードさせるWebサイトを99%の確率でブロックしてくれる。安全性を高めながら、スムーズなブラウズを実現しているのだ。
IE9はウイルスやスパイウェアのダウンロード阻止率が高く、99%をブロックしてくれる。

4.強化されたタブ機能
複数のサイトを切り替えて表示するタブ機能はIE7から追加されたが、IE9ではさらに改良が加えられ、使い勝手が大幅に向上している。

独立したウィンドウで表示したいサイトがあれば、そのタブを選択した状態でウィンドウの外に持って行くだけで、元のウィンドウから切り離すことができる。逆に元に戻したい場合には、そのタブを元のウィンドウのタブ領域まで持って行き、ドロップすればよい。
IE9では、タブの切り離しが簡単にできる。

■livedoorのコンテンツをスムーズに見られる「livedoor版 IE9」
IE9 正式版の公開に合わせて、ライブドアはポータルサイト「livedoor」のコンテンツをスムーズに見られる「livedoor版 IE9」の提供を開始した。4月26日より下記の特設サイトにてダウンロードできる。対応OSは、Windows 7 32bit/64bit、Vista 32bit/64bit、Server 2008 32bit/64bitの計6種類だ。

livedoor版 IE9では、人気のブログメディア「BLOGOS(ブロゴス)」、「Anigema(あにげま)」のほかに、livedoorをより便利に快適に使うためのカスタマイズが施されている。

なお、livedoor版 IE9を4月26日~5月16日の期間にダウンロードした人は、1,000円分のアマゾンギフトカードが抽選で100名にプレゼントされるキャンペーンに応募することができる。応募については、ダウンロード後に一度だけ表示されるメッセージを参照のこと。


IE9 製品版はRC版により磨きを掛け、高速で信頼性が高く、使い勝手のよいWebブラウザに仕上がっている。IE9をまだ使っていない人は、この機会に体験してみては如何だろうか。

livedoor版 IE9をダウンロード
IE9特集

●お詫びと訂正
対応機種に「XP32bit/64bit」と記載されておりましたが、正しくは「Server 2008 32bit/64bit」となります。お詫びして訂正いたします。