アップルのiPad 2がついに発売された。iPadが開拓したタブレット端末の市場は、Andoridタブレット端末やストレートPCが登場するなど、今や戦国時代とも言うべき状況だ。スマートフォン市場に目を向けると、キャリア各社が様々な端末を発売し、こちらも激しいシェア争いをしている。そうしたモバイルの最新情報を、携帯電話研究家 山根康宏氏がお届けするのが「世界のモバイル」だ。モバイルの世界の移り変わりを振り返ってみよう。
■世界同時値下げの震源は初代iPad!タブレット市場を激震させた影響
AppleのiPad 2の販売が4月下旬よりアジア各国でも開始された。初代iPadよりも軽量化され、さらにカメラも搭載されるなど完成度が高くなったiPad 2はアジアでのタブレットブームを大きく加速させるだろう。Android陣営のタブレットも数が多数出てきているが、本命のiPad 2が登場したことで、各社の競争はより一層激しいものになりそうだ。
■未来を大胆予想!キーボード合体型スマートフォンがノートPCを凌駕する
スマートフォンやタブレットなどフルタッチデバイスが増えてきたことで、画面上に表示されるソフトキーボードの利用も定着してきている。簡単なメールの返事やTwitterでのちょっとしたつぶやき程度ならばソフトキーでも十分実用になるものだ。ソフトキーの操作性の改善も進んでおり、触れたキーを大きく拡大表示したり、触れた瞬間にバイブレーションで反応を返すなど、使いやすいソフトウェアキーボードの開発にメーカーも力を入れている。
■タブレット製品のラインナップを強化へ!Samsungの狙いが見えた
Samsungがタブレット製品のラインナップ強化を進めている。2011年2月に10.1インチディスプレイモデルを発表したのに続き、わずか1ヵ月後の3月には8.9インチモデルを追加しタブレット製品を3種類に増やしている。また10.1インチモデルは1ヶ月で早くも改良され、世界最薄の8.6mm 厚タブレットとして全世界で発売される予定だ。
■海外市場でがんばる日本!京セラ2画面スマホ「Echo」の日本のモノづくり
2011年3月にアメリカで開催されたCTIA Wireless 2011、世界各国から出展する大手企業の中に、日本の端末メーカーとして京セラ(KYOCERA Communications)の名前があった。北米で同社は京セラのブランドで携帯電話を販売するほか、買収したサンヨーブランドの製品も販売している。CDMA2000方式に対応した製品を手がけており、消費者へはSprint Nextelなど通信事業者を経由して販売されている。
■ガラパゴス以上に困難?和製スマホの海外進出への道
ガラパゴスケータイ(フィーチャーフォン)一色であった日本の各通信事業者の新製品発表会も、今ではスマートフォンが真っ先に紹介される時代になってきた。フィーチャーフォンも新製品が定期的に発表されてはいるが、主役の座はスマートフォンにすっかり奪われてしまっている状況だ。
■スマフォはAndroid一人勝ちへ!iPhoneデモが消えたMWC2011
世界最大規模のモバイル関連展示会、Mobile World Congress 2011(MWC2011)が2月14日から18日の間、今年もスペインのバルセロナで開催された。世界中の主要メーカー、事業者、コンテンツプロバイダやアプリケーション開発企業までキーとなる企業が集まるだけに、今年1年の業界全体の方向性を見ることのできる展示会でもある。
■スマートフォンOSシェア1位へ!勢いに乗るAndroidの今後を大予想
英国の調査会社、Canalysのレポートによると2010年第4四半期のスマートフォン出荷台数は1億台の大台に乗り、昨年同期比で約2倍に達したとのこと。またスマートフォンOS別シェアではついにGoogleのAndroidがNokia陣営のSymbianを抜きトップに躍り出た。レポートによると、Android OSを搭載した端末の同期出荷台数は3330万台。これに対してSymbian OS搭載端末は3100万台だったとのこと。両陣営の差は220万台だが、現時点での勢いを考えると今後この差はさらに広がっていくだろう。
■LTEスマートフォン登場で世界のモバイルが変わる
Verizon Wirelessは1月に開催された家電関連展示会「コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)」の場でLTE搭載スマートフォン4機種を発表した。発売は4月以降の予定で、北米38都市で本格的に開始したLTEサービスを一気に加速させる起爆剤となるだろう。既存のHSPAやEV-DOより高速な通信規格であるLTE(Long Term Evolution)は2009年12月に北欧の通信事業者、TeliaSoneraがスウェーデンのストックホルムとノルウェーのオスロで世界初の商用サービスを開始した。
■いよいよ登場するCDMA版iPhone、auからの登場はありうるのか?
2011年1月11日(現地時間)、北米最大の通信事業者Verizon WirelessとAppleはCDMA 2000方式に対応したiPhoneの発表を行った。発売は2月10日からで、これまで通信方式の違いから諦めていた同社の顧客の多くがiPhoneに飛びつくことになりそうだ。販売形態も2年契約縛りのみならず、端末代金を先払いすれば単月支払い契約も可能など、購入しやすい選択肢が用意される予定だ。
■巻き返しはなるか?好調なスタートを切ったWindows Phone 7
世界的なスマートフォンブームの中、AppleのiPhoneとGoogleのAndroid OSを搭載した製品の話題が目立っている一方で、Microsoftの新OS、Windows Phone 7を採用した端末が2010年冬から販売を開始し、世界各国で少しずつその存在感を現しはじめている。Windows Phone 7は果たしてiPhoneやAndroidに対抗しうるプラットフォームになるだろうか?
山根康宏
著者サイト「山根康宏WEBサイト」
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AppleのiPad 2の販売が4月下旬よりアジア各国でも開始された。初代iPadよりも軽量化され、さらにカメラも搭載されるなど完成度が高くなったiPad 2はアジアでのタブレットブームを大きく加速させるだろう。Android陣営のタブレットも数が多数出てきているが、本命のiPad 2が登場したことで、各社の競争はより一層激しいものになりそうだ。
■未来を大胆予想!キーボード合体型スマートフォンがノートPCを凌駕する
スマートフォンやタブレットなどフルタッチデバイスが増えてきたことで、画面上に表示されるソフトキーボードの利用も定着してきている。簡単なメールの返事やTwitterでのちょっとしたつぶやき程度ならばソフトキーでも十分実用になるものだ。ソフトキーの操作性の改善も進んでおり、触れたキーを大きく拡大表示したり、触れた瞬間にバイブレーションで反応を返すなど、使いやすいソフトウェアキーボードの開発にメーカーも力を入れている。
■タブレット製品のラインナップを強化へ!Samsungの狙いが見えた
Samsungがタブレット製品のラインナップ強化を進めている。2011年2月に10.1インチディスプレイモデルを発表したのに続き、わずか1ヵ月後の3月には8.9インチモデルを追加しタブレット製品を3種類に増やしている。また10.1インチモデルは1ヶ月で早くも改良され、世界最薄の8.6mm 厚タブレットとして全世界で発売される予定だ。
■海外市場でがんばる日本!京セラ2画面スマホ「Echo」の日本のモノづくり
2011年3月にアメリカで開催されたCTIA Wireless 2011、世界各国から出展する大手企業の中に、日本の端末メーカーとして京セラ(KYOCERA Communications)の名前があった。北米で同社は京セラのブランドで携帯電話を販売するほか、買収したサンヨーブランドの製品も販売している。CDMA2000方式に対応した製品を手がけており、消費者へはSprint Nextelなど通信事業者を経由して販売されている。
■ガラパゴス以上に困難?和製スマホの海外進出への道
ガラパゴスケータイ(フィーチャーフォン)一色であった日本の各通信事業者の新製品発表会も、今ではスマートフォンが真っ先に紹介される時代になってきた。フィーチャーフォンも新製品が定期的に発表されてはいるが、主役の座はスマートフォンにすっかり奪われてしまっている状況だ。
■スマフォはAndroid一人勝ちへ!iPhoneデモが消えたMWC2011
世界最大規模のモバイル関連展示会、Mobile World Congress 2011(MWC2011)が2月14日から18日の間、今年もスペインのバルセロナで開催された。世界中の主要メーカー、事業者、コンテンツプロバイダやアプリケーション開発企業までキーとなる企業が集まるだけに、今年1年の業界全体の方向性を見ることのできる展示会でもある。
■スマートフォンOSシェア1位へ!勢いに乗るAndroidの今後を大予想
英国の調査会社、Canalysのレポートによると2010年第4四半期のスマートフォン出荷台数は1億台の大台に乗り、昨年同期比で約2倍に達したとのこと。またスマートフォンOS別シェアではついにGoogleのAndroidがNokia陣営のSymbianを抜きトップに躍り出た。レポートによると、Android OSを搭載した端末の同期出荷台数は3330万台。これに対してSymbian OS搭載端末は3100万台だったとのこと。両陣営の差は220万台だが、現時点での勢いを考えると今後この差はさらに広がっていくだろう。
■LTEスマートフォン登場で世界のモバイルが変わる
Verizon Wirelessは1月に開催された家電関連展示会「コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)」の場でLTE搭載スマートフォン4機種を発表した。発売は4月以降の予定で、北米38都市で本格的に開始したLTEサービスを一気に加速させる起爆剤となるだろう。既存のHSPAやEV-DOより高速な通信規格であるLTE(Long Term Evolution)は2009年12月に北欧の通信事業者、TeliaSoneraがスウェーデンのストックホルムとノルウェーのオスロで世界初の商用サービスを開始した。
■いよいよ登場するCDMA版iPhone、auからの登場はありうるのか?
2011年1月11日(現地時間)、北米最大の通信事業者Verizon WirelessとAppleはCDMA 2000方式に対応したiPhoneの発表を行った。発売は2月10日からで、これまで通信方式の違いから諦めていた同社の顧客の多くがiPhoneに飛びつくことになりそうだ。販売形態も2年契約縛りのみならず、端末代金を先払いすれば単月支払い契約も可能など、購入しやすい選択肢が用意される予定だ。
■巻き返しはなるか?好調なスタートを切ったWindows Phone 7
世界的なスマートフォンブームの中、AppleのiPhoneとGoogleのAndroid OSを搭載した製品の話題が目立っている一方で、Microsoftの新OS、Windows Phone 7を採用した端末が2010年冬から販売を開始し、世界各国で少しずつその存在感を現しはじめている。Windows Phone 7は果たしてiPhoneやAndroidに対抗しうるプラットフォームになるだろうか?
山根康宏
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