東日本大震災に便乗し、被災者や被災地の復興支援者、災害情報に敏感になっている人を騙そうとしたり、ウイルス感染させたりすることを目的とした罠メールが確認されていることが、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)により明らかになった。

確認された罠メールの手口は、次の3つに分類される。
・チェーンメール メールを「出来るだけ多くの人へ連鎖的に送る」ことを目的としており、内容に関係なく迷惑メール行為に当たる。
・義援金詐欺メール メール内に書かれているリンクをクリックさせて、被災者への義援金を騙し取る目的のウェブサイトに誘導する。
・ウイルスメール 災害情報に見せかけた、ウイルスメールが確認されている。

ウイルスメールは、メールが信頼できるものだと信じ込ませるための細工が、メール本文に施されている。ール本文には、このメールの送信者として詐称された組織の文書が、そっくりそのまま引用されている。こうすることで、当該組織からの本物のメールと思い込ませて添付ファイルを開かせる。

対策としては、下記のとおり。
・歓待にメールを開かない、クリックしない
・脆弱性の解消
・ウイルス対策ソフトによる防御
・復旧のための対策

なお、4月のウイルスの検出数は、約2.6万個と、3月の約2.4万個から6.9%の増加となった。また、4月の届出件数は、1,138件となり、3月の985件から15.5%の増加となった。

コンピュータウイルス・不正アクセスの届出状況[4月分]について
独立行政法人情報処理推進機構(IPA)

ITライフハック
ITライフハック Twitter

■セキュリティに関連した記事をもっと見る
クレカ情報も持ち出された?ソニー、新たに個人情報流出か
クレジットカード情報も流出か!ソニー、前代未聞の大失態
エフセキュアが大胆予想!iPhoneが位置情報を収集する目的
ウェブが巨大なごみ箱と化している? 低下する検索の精度

ウイルスキラーゼロ クラウド 1台用 更新料0円ウイルスキラーゼロ クラウド 1台用 更新料0円
イーフロンティア(2011-02-25)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る