「将棋」は、子供から大人まで誰でも気軽に楽しめる対戦ゲームだ。その秘密は、棋力に差がある場合に、強い者が駒落ちをしてハンディをつけることで、年齢、経験による棋力差を補って、拮抗した勝負ができるからだ。

ボードゲームのコンピューター化はかなり進んでいるが、「将棋」は相手の取った駒を追加して使えるなど、複雑な多様性から強い将棋ソフトを作るのは難しいとされている。

そうしたコンピューター将棋界で一世を風靡したのが、ここで紹介するイーフロンティアのコンピューター対戦型将棋ソフト「AI将棋」だ。

■コンピューター将棋の快挙!五段公認の棋力
「AI将棋」の最大の魅力は、その棋力の高さだ。「AI将棋シリーズ」では、「YSS」と呼ばれる思考ルーチンを採用している。

「YSS」は思考ルーチンの優劣を競う大会で20年来優勝や上位入賞を繰り返しているのだ。熾烈な競争の中、長期間トップクラスの成績を維持するのは至難の業であることは、どんな世界でも変わらないだろう。

そんな「AI将棋」の思考ルーチン「YSS」を含む複数の思考ルーチンが2010年10月、合議制により清水市代女流王将(当時)と対戦し、勝利した。

この歴史的快挙への「YSS」の貢献が認められ、「AI将棋」はなんと、日本将棋連盟からアマチュア五段を認定された。

■変則将棋の「獅子王将棋」にも対応
「獅子王将棋」というのを、ご存じだろうか。先手が一度に2手まで指せる特別な王将「獅子王」と歩兵のみの変則将棋だ。後手は先手から落とした駒を最大10枚まで持つよう設定できるが、勝つのは難しい。

そんな「獅子王将棋」にも「AI将棋」は対応している。ある程度の将棋の実力がある人には、頭の体操にもなるわけだ。
先手が一度に2手まで指せる「獅子王将棋」

■定跡学習モードを搭載!詰め将棋もあり
「AI将棋」で忘れてならないのが、初心者には嬉しい将棋を学ぶのをサポートしてくれる機能だ。
将棋では、定跡を知っているか否かで、戦況が大きく変わってくる。「AI将棋」は強力な定跡学習モードを備え、主要な定跡を網羅している。また、悪手ヒント、次の一手候補表示など各種ヒント機能も充実している。

さらに詰将棋問題「AI詰将棋 朱雀の巻」200問と、問題を刷新した「今日の詰将棋」365問を収録している。対局前の肩ならしに、あるいは毎朝の脳トレにもってこいだ。
詰め将棋の問題も収録している

「AI将棋」はアマチュア五段の棋力を持つコンピューター将棋なので、将棋を始めたばかりの人には、ちょうどよい対戦相手となるだろう。定跡学習モードや詰め将棋は、棋力を高める手助けにもなる。ライバルに差をつけたい人は、「AI将棋」を利用して棋力を上げてみては如何だろうか。

「AI将棋」製品情報
イーフロンティア

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