パソコンを自分で組み立てるユーザーの中には、CPUを冷却するためのクーラーに水冷を採用したいと考えている人もいるだろう。水冷は空冷より優れた静音性能と圧倒的な冷却性能を実現している点で魅力的なだが、設置に手間が掛かる点で踏み切れない人がいるのも事実だ。そうした状況を踏まえ、新製品が投入された。

リンクスインターナショナルは、最新のIntel/AMDのプラットフォームに対応した水冷一体型ユニット、ラジエータとファンの冷却性能を強化したAntec CPUクーラー「KUHLER-H2O-920」の発売を開始した。

「KUHLER-H2O-920」は、最新のIntel/AMDのプラットフォームに対応した水冷一体型のCPUクーラーだ。設置が簡単なうえに、メンテナンスを必要としない。

気になる対応CPUだが、付属のマウンティングキットを利用することでIntel、AMDの最新のプラットフォームで使用できる。対応CPUソケットはIntel LGA1366/1156/1155/775、AMD Socket AM2/AM2+/AM3。

ソフトウェアによりモニタリングとコントロールができる点も見逃せない。モニタリングでは、水冷液の温度、ファンやポンプの回転数、騒音レベルを確認でき、コントロールはファン速度やLEDの色を調整できる。ファン速度は温度と連動した速度を設定可能だ。

ポンプ部分のロゴをフルカラーで表示できるRGB LEDを採用している。ソフトウェアにより、RGB(赤、緑、青)をそれぞれ256段階に変更でき、256×256×256のフルカラーで表現可能だ。

ラジエータには、冷却性能が向上したラジエータを採用している。従来のラジエータ(KUHLER-H2O-620)と比べ、奥行きが24mm大きくなっている。ラジエータの冷却面積が増えることにより、冷却性能が向上した。

ラジエーター冷却用に、パルス振幅モジュール(PWM)120mmファン×2を採用。ポンプ内部の温度センサーにより、自動的に最適な回転数で調整される。2つの冷却ファンにより効果的に冷却が行え、強力にCPUを冷却する。

チューブには、柔軟な設置を可能にするゴム製のチューブを採用している。曲げやすく、チューブの長さ330mm確保することで、ラジエーターの設置が柔軟に行える。またチューブは劣化に強く、水冷の弱点である水漏れの心配はない。クーラント液には錆止めタイプを採用している。
※クーラント液の補充はできない

CPUと接触するベースプレートには、熱伝導率が高い銅を採用している。効果的にクーラント液へ熱を伝え、圧倒的な冷却性能を発揮してくれる。

わずか70D×70W×27Hmmのロープロファイルポンプを採用しており、CPU周辺の環境を選ばずに設置ができる。ポンプの動作音も非常に静かだ。

主な仕様は、下記のとおり。
ラジエーター:49D×120W×151Hmm、ウォーターブロック:70D×70W×27Hmm、ウォーターチューブ:約330(長さ)、重さは約1.1kg。材質は、ベースプレート:銅、ウォーターチューブ:ゴム、ラジエーター:アルミニウム。製品保証は3年間。

水冷式CPUクーラーを使いたいと思っているユーザーは、まずは設置が簡単な水冷一体型ユニットは如何だろうか。

「KUHLER-H2O-920」製品情報

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