東芝は、ノートPCとして業界で初めて地上/BS/110度CSに対応したデジタルTVダブルチューナーを搭載し、豊富な番組の視聴や2番組同時録画が楽しめるほか、ワンタッチで約24%を節電する機能や、事前に設定した電力需要のピーク時間帯に自動でAC電源駆動からバッテリー駆動へ切り替えるピークシフト機能を搭載した「dynabook Qosmio T751」など、「dynabook」シリーズ7機種33モデルを5月20日から順次発売することを明らかにした。

新商品は、ディスプレイの明るさやCPUの性能調整など、最適な省エネモードにワンタッチで切り替えできる「ecoボタン」を5機種21モデルで採用しています。夏モデルのラインアップとしては、6機種22モデルに搭載しており、その他のモデルにおいても、ソフトウェアを起動しワンクリックするだけで最適な省エネモードにできる。

また、夏モデルでは、6機種22モデルがピークシフト機能に対応している。3機種7モデルに標準搭載しているほか、液晶一体型AVPCとネットブックを除く全機種で、今後配布予定の専用ソフトウェア(無償)をダウンロードし、設定することで利用できる。

スリムコンパクトノートPC「dynabook R731」は、これまで主に企業向けノートPCに搭載していたピークシフト機能を採用し、起動時のプログラム処理を最適化することで起動時間を大幅に短縮する「東芝高速スタート」も搭載している。

ハードディスク搭載モデルでは通常起動との比較で約25秒短縮した約20秒注7で起動するほか、SSD搭載モデルでは、さらに約8秒速い約12秒注9の高速起動を実現している。「高速スタートモード」のままシャットダウンすることで、待機電力を消費するスリープ状態に比べて節電にもなる。

また、スタンダードAVノートPC「dynabook Qosmio T551/T6C」は、大容量バッテリーパックと地上デジタルTVチューナーを搭載しており、停電時などの電源供給がストップした環境でも、テレビ視聴を連続で最大約5時間楽しめる。

なお、今回の新商品は全機種にOSログオン前に無線LANの利用環境が分かる「東芝無線LANインジゲーター」を搭載している。ノートPCのパネルを開けるだけで電源オンになる「パネルオープンパワーオン」機能と併用することで、すぐに無線LANが利用可能か分かるなど、使い勝手も向上している。

東芝は、今後も省電力に配慮した取り組みを推進するとともに、ユーザーの多様なニーズに応えるさまざまな機能を実現したPCを商品化していくとしている。

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