パソコンの動作がいきなり遅くなるなどの不具合が生じたら、ウイルスに感染した疑いがある。セキュリティソフトを入れて対策しているつもりでも、1年間などに設定される更新期間が過ぎたまま、ついつい放置してしまっていたなど、ちょっとした油断から被害にあうことも。大切なデータが入ったパソコンを正常な状態にするために、緊急に対処する方法を知っておこう。

■知っ得 No.0190 マイクロソフト提供のツールでウイルス検知・駆除
パソコンのセキュリティには、万全を期す必要があるが、セキュリティソフトのサポート期限が切れたパソコンや、久しぶりに起動したパソコンに不具合が生じていることがある。あるいは、友達から「パソコンにトラブルが起きているから助けて!」と連絡を受けるなんてこともあるかも知れない。

そんなときには、マイクロソフト提供のウイルススキャンツール「Microsoft Safety Scanner」を試してみよう。最新の定義ファイルを用いて、ウイルスの検知と削除が行える。

「Microsoft Safety Scanner」は、システムにインストールすることなく実行できる。問題が起こったパソコンで、直ちに対策を行うことが可能だ。また、USBメモリーやCD-Rに入れて持ち運べるので、友達のPC救出にもすぐに向かうことができる。

なお、「Microsoft Safety Scanner」の試用期限は10日間に限定されている。新しく作り出されるウイルスの検知に欠かせない定義ファイルは常に更新されているため、最新のツールを使う必要があるためだ。

○「Microsoft Safety Scanner」をダウンロードして準備しよう

マイクロソフトの提供サイトからプログラムをダウンロードしよう(画面1)。対象のOSは、Windows 7、Windows Server 2003、Windows Vista、Windows XPとなる。使用しているWindowsのバージョンに応じて、最適なプログラムが自動でダウンロードされる(画面3)。もし、スキャンの対象が友達のパソコンの場合には、32ビットあるいは64ビットを選択してダウンロードする(画面2)。
画面1 「Microsoft Safety Scanner」(http://www.microsoft.com/security/scanner/ja-jp/default.aspx)のサイトにアクセスしたら、「今すぐダウンロード」をクリックする。ファイルの保存先には、デスクトップなどすぐわかる場所を指定しておこう。

画面2 友達のパソコンを救出する場合には、上の画面で「お使いのバージョンを選択してください。」をクリックして、[32ビット]または[64ビット]を選択しよう。

画面3 ダウンロードしたファイルをダブルクリックするだけで、スキャンを実行できる。インストールは不要だ。

●スキャンプログラムを実行して感染をチェック
「Microsoft Safety Scanner」の準備ができたら、スキャンを実行して、ウイルス感染していないかチェックしてみよう。使用許諾やメッセージを確認し(画面4~6)、スキャンの方法を指定して実行する(画面7)。数十分待つと、完了を知らせる画面が表示される(画面8、画面9)。友達のパソコンをチェックする場合には、USBメモリーから直接起動することもできる。
画面4 プログラムを起動すると警告メッセージが表示されるので、そのまま[実行]をクリックして次へ進む。

画面5 使用許諾契約に目を通し、[使用許諾契約に同意します]にチェックをしたら、[次へ]をクリックする。

画面6 ウイルス、スパイウェアなどの可能性があるソフトウェアをスキャンして削除するという目的を確認したら、[次へ]をクリックする。

画面7 スキャンの方法を選択する。まずは、[クイックスキャン]を実行しよう。ウイルスの疑いがあるソフトウェアが見つかった場合など、必要に応じて[フルスキャン]を実行する。

画面8 スキャンが実行される。クイックスキャンの場合、ウイルス感染しやすいシステム内の領域が対象となる。

画面9 スキャンが完了した。ウイルスを検知した場合にはメッセージが表示される。問題なければこのまま[完了]をクリックする。

●継続的に安全を守るにはリアルタイム検出が必要
スキャンの結果ウイルスの削除が完了すれば、ひとまず安心。ウイルスは検知されなかったものの、パソコンの動作が遅くなるなどの問題が起きている場合には、ハードディスクの空き容量は十分にあるか、使わない常駐ソフトが多数起動していないかなど別の要因を探してみよう。

なお、「Microsoft Safety Scanner」は、緊急時のウイルス検知、削除機能を持つが、常駐してウイルスを監視するリアルタイム検出の機能は備えていない。問題が解決したら、そのまま安心することなく、リアルタイム検出機能を持つウイルス対策ソフトを入れておこう。マイクロソフトの「Microsoft Security Essentials」(http://itlifehack.jp/archives/924311.html)など(画面10)、無料で提供されるプログラムもある。
画面10 「Microsoft Security Essentials」(http://www.microsoft.com/ja-jp/security_essentials/default.aspx)は、ウイルスをリアルタイム検出する機能を備える。


編集部:池田利夫+岡本奈知子(ジャムハウス)
制作編集:エヌプラス
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