ICT総研は、東日本エリアにおけるスマートフォンおよびデータ通信カードの電波状況実測調査の結果を明らかにした。携帯電話各社のスマートフォンに加え、イー・モバイルとUQコミュニケーションズ(以下、UQ)のデータ通信カードを使い、東日本エリアの全30測定場所においてデータ通信速度を計測する手法で調査を実施した。

この結果、スマートフォンでは、auが東日本エリア全体の平均で最速(下り0.88Mbps、上り0.70Mbps)となり、NTTドコモがこれに続いた(下り0.79Mbps、上り0.44Mbps)。

ソフトバンクモバイルは、「GALAPAGOS」と「iPhone4」の2種類の端末で計測したが、首都圏では強みを見せたものの東北地方部で苦戦したため、auやNTTドコモに比べると東日本エリア全体の平均速度では劣る結果となった。

データ通信カードでは、イー・モバイル、UQとも首都圏、東北地方部の別なく満遍なく1Mbps以上の平均速度を計測。まさに「モバイルブロードバンド」の面目躍如と言える。
下り速度はイー・モバイル(1.33Mbps)、上り速度はUQ(1.81Mbps)が東日本エリア全体の最速となった。


今回の調査では、UQが、全30測定場所の中で東北地方の7測定場所で圏外表示になるなど、東北地方部でエリア拡大途上な面が見られる。だが、NTTドコモ、au、ソフトバンクモバイル、イー・モバイルについては、今回調査における東日本エリアの30測定場所全てで電波を測定できた。

エリアを網羅するという意味では一段落したと言える。また、今回の東北地方の調査対象が仙台、盛岡など主に新幹線沿線の都市が中心で、東日本大震災で甚大な被害を受けた沿岸部ではないこともあり、今回の調査結果では震災の影響による通信の不通等は見られなかった。


スマートフォンだけでなく、タブレット型コンピュータなど、今後は外出先でインターネットに接続する需要が今まで以上に大きくなることが予想される。

携帯電話キャリアには、ユーザーの利便性向上に直結するデータ通信環境のさらなる充実が期待されている。

ICT総研
■寄稿:Android Station

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