2011年5月31日~6月4日の期間、台湾の台北市において、アジア最大級のPC 関連機器展「COMPUTEX TAIPEI 2011」が開催された。同イベント期間中の6月2日、キングストンが新製品記者発表会「The Exotic“WOW”Encounter with Kingston」を開催したとの連絡を受けたので、ここで紹介しよう。

「The Exotic“WOW”Encounter with Kingston」は、バリ島をモチーフにしたエキゾチックなムードの中で開催され、新製品の紹介やライブデモンストレーションのほか、自社制作のユニークな3分間ビデオの公開、台湾の人気女優マギー・ウー(呉亜馨)さんによる魅惑のパフォーマンスまで、様々な催し物で会場を沸かせた。

今回の発表会では2つの目玉商品が公開された。アップル製品とワイヤレス接続が可能な携帯ストレージ「Wi-Drive 」とSATA3.0 接続に対応した高速SSD「HyperX SSD」だ。これら新製品のデモンストレーションも会場内で行われ、「Wi-Drive」はアップル製品との互換性デモが、HyperX SSDは水冷対応システムや通常のデスクトップPC、ノートPC の環境下でデモが行われ、その高速性能を発揮した。

■アップル製品と音楽や動画を共有できる「Wi-Drive」
ワイヤレス携帯型ストレージソリューション「Wi-Drive」は、iPhoneやiPad、iPad touchなどのアップル製品ユーザーの容量拡張ニーズを受け開発された、無線LAN機能(Wi-Fi 802.11g/n)を備えたメモリードライブだ。耐久性と信頼性の確保のためにフラッシュベースのテクノロジーが使用されている。

アップル製品ユーザーは、「Wi-Drive」の中へ文書や画像、音楽、動画などのファイルを入れておけば、無線LANでアクセスができるほか、他のアップルユーザーとのファイル交換も可能だ。さらに、「Wi-Drive」は、3人のユーザーが同時に異なるファイルにアクセスできるうえ、その際、処理速度の低下は発生しないという。

対応機種は、 iPad、iPhone 3G/3GS/4、iPod touch (3GはiOS 4.2.1+に限定)。メディア容量の違いで、16GBと32GBの2製品がある。最長4時間までの連続駆動が可能。本体サイズは121.5×61.8×9.8mm。保証期間は1年間。
アップル製品と音楽や動画を共有できる「Wi-Drive」

■SATA Rev 3.0 (6Gbs) 対応の高速SSD「HyperX SSD」
キングストンHyperXといえば、パワーユーザー向けの高性能メモリの代名詞であった。そのHyperXを関した「HyperX SSD」は、パワーユーザーやゲーマーなど高性能志向ユーザー向けに開発された、Kingston初のSandForce社製コントローラを搭載したSATA Revision 3.0 (6Gbs) 対応の高速SSDである。

メディア容量の違いで、120GBと240GBの2製品があり、現行のSSDコントローラのなかでも最高速かつ信頼性に優れたSandForce社のSATA Revision 3.0 (6Gbs)対応のSandForce SF-2281コントローラを搭載している。

また、クラス最高レベルの耐久性を提供するSandForce DuraClassテクノロジーやIntel社の25nmコンピュートNAND (P/E (Program/Erase)サイクル:5K)によって強化され、要求条件が厳しいユーザーニーズを満たす性能と耐久性を実現した。シーケンシャルリードで525MB/秒、シーケンシャルライトで480MB/秒、4KBランダム読み出し/書き込み速度で最高95,000/70,000 IOPSという驚異的な転送速度を誇る。

本体サイズは69.85×100×9.5mm。3年間の保証と無料のテクニカルサポート付きで提供される。
SATA3.0対応の高速SSD「HyperX SSD」


これらの新製品を目の当たりにした来場者からは、「WoW」という驚嘆の声が発せられ、発表会は熱気に包まれたという。注目の新製品であるだけに、日本での登場が待ち遠しい限りだ。

キングストン

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