イラストSNS「pixiv」を運営しているpixiv事務局は2011年7月27日、「pixivに関連するインターネット上のご意見について」と題し、現代アート集団「カオス*ラウンジ」による著作権侵害について、対応が遅れたことを謝罪した。

カオス*ラウンジとは、どういう集団であるのか。

今さら人に聞けない人のために、簡単に解説しよう。

■カオス*ラウンジって、どんな集団
カオス*ラウンジは、現代アート集団だ。美術作家 藤城嘘氏が主催する「ポストポッパーズ」を前進とし、2008年3月より活動を開始した。

2010年4月に開催された「カオス*ラウンジ2010 in 高橋コレクション日比谷」より、美術家・美術批評家の黒瀬陽平氏が「カオス*ラウンジ」に加入し、現代アートとしての理論補強が行われた。

カオス*ラウンジの代表は、当初、藤城嘘が務めていたが、紆余曲折があり、「カオス*ラウンジ2010 in 高橋コレクション日比谷」では黒瀬氏と藤城氏による共同企画となり、現在では、黒瀬氏が代表を務めている。

今回、同団体がイラストの一部を取り込むコラージュの手法を使った作品を著作権者に無断で制作し、pixivの対応が遅れたことから、大きな騒動になった。

このような騒動は、今に始まったわけではない。

アニメ作品「らき☆すた」の登場人物である「泉こなた」をもとに匿名掲示板の有志がキメラ状に描いた「キメラこなた(キメこな)」なるキャラクターを、無断利用した作品を、カオス*ラウンジ所属の美術家 梅沢和木氏が発表したことで騒動となった(キメこな騒動 )。

カオス*ラウンジが開催した展示会「破滅*ラウンジ」では、千円札をコピーした偽札「お金.jpg」が展示・販売されるという前代未聞の珍事が起きた。紙幣はコピーしただけでも犯罪と見なされる。

美術手帳6月号(美術出版社)に掲載されているカオス*ラウンジ 梅沢和木氏の作品には、商標、肖像権、著作権の侵害が多数見受けられるとして、問題視されている。

pixiv事務局は、「イベント・雑誌等で弊社と共に紹介されたことはありましたが、活動には一切関わりがありません。」と、コメントしている。


※読者からの指摘を受け、一部を加筆し、修正いたしました。ご指摘いただきまして、ありがとうございました。

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