使った道具は元あった場所の戻すのが、作業をスムーズに行うための鉄則。ところが、Windowsのスタートメニューは、表示するたびに中身がかわっている。あると思っていたプログラムが、いつもの場所になくて困った経験がある方は、スタートメニューの中身を固定してみてはいかがだろう。

■知っ得No.199 よく使うプログラムが同じ場所に表示されるようにスタートメニューの中身を固定する
Windows 7のスタートメニューは、開けてみるたびに中身が入れ替わっている。よく使うプログラムほど上位に表示される便利な仕組みだ。けれど、「確か上から2つ目にあったハズ」と思っていたメニューが5番目くらいにあったり、[すべてのプログラム]の先に隠れてしまい、すぐに呼び出せないこともある。そんなときには、スタートメニューを固定する方法を試してみよう。

スタートメニューを固定するには、2つの手順で設定を行う。まず最初に、最近開いたプログラムの履歴を残さないように設定する。続いて、よく使うプログラムを順に登録していこう。

●履歴を残さない設定にする
スタートメニュー内の表示順がかわるのは、開いたプログラムの履歴が記録されるため。まずは、履歴を保存しないように設定しておこう。スタートメニューのプロパティを開いたら、[最近開いたプログラムを[スタート]メニューに保存し表示する]のチェックを外しておこう(画面1)。すると、スタートメニューの中身が空になる(画面2)。
画面1 スタートボタンを右クリックして[プロパティ]を選択。[[スタート]メニュー]タブで、[最近開いたプログラムを[スタート]メニューに保存し表示する]のチェックを外し、[OK]をクリックする。

画面2 スタートボタンをクリックすると、スタートメニュー内が空になっている。


●よく使うプログラムを順に登録する
続いて、よく使うプログラムを順に登録しよう。スタートメニューから[すべてのプログラム]を開いて、1つずつプログラムを登録していく(画面3)。登録が完了したら、スタートメニューを表示して、確認してみよう(画面4)。
画面3 登録したいプログラムを右クリックして、[スタートメニューに表示する]を選択する。

画面4 各プログラムの登録が完了したら、スタートメニューを開いて確認してみよう。

以上の操作で登録が完了し、並び変わることもなくなる。いつも使うプログラムが必ず同じ場所にあるので、迷わず起動できて、これまで以上に作業がスムーズになるハズだ。

編集部:池田利夫+岡本奈知子(ジャムハウス)
制作編集:エヌプラス
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