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KDDI「Windows Phone IS12T」 |
KDDIは2011年7月27日、富士通東芝モバイルコミュニケーションズ製の■スマートフォン「Windows Phone IS12T」を2011年9月以降に発売すると発表した。
OSに、マイクロソフトが提供するスマートフォン用OS「Windows Phone 7.5」を搭載していることが特徴だ。
今回のITフラッシュバックでは、この「Windows Phone 7.5」を取り上げよう。
Windows CEから始まった小型機器向けOSが、「Windows Phone 7.5」となり大きく変わろうとしている。Windows Consumer Electronicsと言われるWindows CEだが、意味合い的にはCompact Editionと言ってもいい。当時、Windowsは拡大の一途をたどり、小型機器で非力なCPUで使うことが難しくなってきていた。
そんなWindowsに対して、必要なコンポーネントだけ絞り、コンパクトサイズにまとめることができたのがWindows CEなのだ。「Windows Phone 7.5」はWindows CE 7をベースにしていると言われる。キーとなるWindows CEが大きくバージョンアップしているのだ。
Windows Mobileを含めた以前のWindows CEは、組み込み危機からゲームまで対応する一方で、特にインターフェースの使いにくさが問題となっていた。Androidは、このインターフェースがタイル状のアイコンを並べた形に改善されていることがひと目で分かる。
Windows Phone 7.5は、ゼロベースで開発されたことだけのことはある。使いやすさ、高速化、コミュニケーションを重視している。
■メトロデザインがコンセプト
複雑な地下鉄も色分けされた路線図と分かりやすい標識を確認すれば、自然と目的地へと到着できるようになっている。Windows Phone 7.5は、この誰にでも使いこなしやすいメトロ デザインをコンセプトに、“誰もが行きたいところに最短で行ける”ことを目標に設計されている。スタート画面にはタイル状にアイコンを配置し、タッチとフリックによる流れるような操作で、必要な情報に素早くアクセスできるのだ。
6つのハブ (People、Pictures、Games、Music+Videos、Marketplace、および Office) は、路線図のように見ることもできる。カテゴリーごとに、さまざまな情報が分類して表示されているため、パノラマ画面をスライドするだけで、自然と目的の情報にたどり着ける。
■次世代Webブラウザーの機能を実装
エンターテインメントの楽しさとビジネスシーンでのスマートな使いこなしを両立させている。
Webブラウザーでは、HTML5に対応し、W3C Navigation Timingを実装した、Internet Explorer 9のレンダリングエンジンを搭載している。CSS3などの 標準規格に対応するほか、レンダリングにGPUハードウェア アクセラレーションが利用できるため、グラフィック表示速度もアップしているのだ。このため、次世代のWeb機能を使用したWebサイトも快適に表示できるのだ。
文字入力では新たなフリック入力となった。カーブフリックでは、濁音、半濁音、小文字を入力するときに1回のストロール操作で入力できる。たとえば、濁音なら文字を選んでから時計回りに、小文字や半濁音は反時計回りにスライドすればいい。
ビジネスでは、Office、OneNote、Windows Live Skydrive、Office 365をそのまま共有できる。コピー&ペースト、マルチタスクにも対応している。
まさにプライベートからビジネスまで使えるOSに仕上がっているのだ。
■コミュニケーション機能が充実
TwitterやFacebookといったSNSを活用する新機能も提供している。FacebookやWindows LiveといったSNSアプリを個別に起動することなく、さまざまな人の情報を一覧で確認できる「Peopleハブ」を搭載している。これで、電話番号やメールアドレスといった連絡先情報のほか、SNSと接続して登録した人の近況や共有した写真が確認できるのだ。
このようなPeopleハブに登録している人は、新たなGroup機能を使って、「家族」「同級生」といったつながりでグループ化できる。そのため、あるメンバーの最新情報に絞って確認するということもできるようになった。このGroupを使えば、そのメンバーに一斉にメールを配信できる。
さらに、Windows Live MessengerやFacebookのチャットも統合した。使いやすい対話風の画面となっていて、相手がどのサービスを使っているかを気にせずにメッセージが送れるようになっているのだ。
マイクロソフトらしく、ゲームのソーシャルネットワーク「Xbox Live」を追加した。ゲームの最新情報やフレンドの最新プロフィールも素早くチェックできるのだ。ゲームのスコアをフレンドと比較するなんてこともできる。「Xbox.com」が標準搭載されるため、3Dアバターや自分のプロフィールも「Windows Phone 7.5」から編集できるのだ。
このようにいままでから大きく変わった「Windows Phone 7.5」は、iPhone、Androidを超えるような機能を持つOSへと進化した。まだ、製品版のレスポンスなどは確認できていないが、これがスムーズな動きを見せるなら、マイクロソフトのスマートフォン戦略にとって大きな武器となりそうだ。
■マイクロソフト
■【速報】Officeもエンタメも思いのまま!Windows Phone IS12Tの注目すべき3つの機能
■寄稿:Android Station
■ITライフハック
■ITライフハック Twitter
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■メトロデザインがコンセプト
複雑な地下鉄も色分けされた路線図と分かりやすい標識を確認すれば、自然と目的地へと到着できるようになっている。Windows Phone 7.5は、この誰にでも使いこなしやすいメトロ デザインをコンセプトに、“誰もが行きたいところに最短で行ける”ことを目標に設計されている。スタート画面にはタイル状にアイコンを配置し、タッチとフリックによる流れるような操作で、必要な情報に素早くアクセスできるのだ。
6つのハブ (People、Pictures、Games、Music+Videos、Marketplace、および Office) は、路線図のように見ることもできる。カテゴリーごとに、さまざまな情報が分類して表示されているため、パノラマ画面をスライドするだけで、自然と目的の情報にたどり着ける。
■次世代Webブラウザーの機能を実装
エンターテインメントの楽しさとビジネスシーンでのスマートな使いこなしを両立させている。
Webブラウザーでは、HTML5に対応し、W3C Navigation Timingを実装した、Internet Explorer 9のレンダリングエンジンを搭載している。CSS3などの 標準規格に対応するほか、レンダリングにGPUハードウェア アクセラレーションが利用できるため、グラフィック表示速度もアップしているのだ。このため、次世代のWeb機能を使用したWebサイトも快適に表示できるのだ。
文字入力では新たなフリック入力となった。カーブフリックでは、濁音、半濁音、小文字を入力するときに1回のストロール操作で入力できる。たとえば、濁音なら文字を選んでから時計回りに、小文字や半濁音は反時計回りにスライドすればいい。
ビジネスでは、Office、OneNote、Windows Live Skydrive、Office 365をそのまま共有できる。コピー&ペースト、マルチタスクにも対応している。
まさにプライベートからビジネスまで使えるOSに仕上がっているのだ。
■コミュニケーション機能が充実
TwitterやFacebookといったSNSを活用する新機能も提供している。FacebookやWindows LiveといったSNSアプリを個別に起動することなく、さまざまな人の情報を一覧で確認できる「Peopleハブ」を搭載している。これで、電話番号やメールアドレスといった連絡先情報のほか、SNSと接続して登録した人の近況や共有した写真が確認できるのだ。
このようなPeopleハブに登録している人は、新たなGroup機能を使って、「家族」「同級生」といったつながりでグループ化できる。そのため、あるメンバーの最新情報に絞って確認するということもできるようになった。このGroupを使えば、そのメンバーに一斉にメールを配信できる。
さらに、Windows Live MessengerやFacebookのチャットも統合した。使いやすい対話風の画面となっていて、相手がどのサービスを使っているかを気にせずにメッセージが送れるようになっているのだ。
マイクロソフトらしく、ゲームのソーシャルネットワーク「Xbox Live」を追加した。ゲームの最新情報やフレンドの最新プロフィールも素早くチェックできるのだ。ゲームのスコアをフレンドと比較するなんてこともできる。「Xbox.com」が標準搭載されるため、3Dアバターや自分のプロフィールも「Windows Phone 7.5」から編集できるのだ。
このようにいままでから大きく変わった「Windows Phone 7.5」は、iPhone、Androidを超えるような機能を持つOSへと進化した。まだ、製品版のレスポンスなどは確認できていないが、これがスムーズな動きを見せるなら、マイクロソフトのスマートフォン戦略にとって大きな武器となりそうだ。
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