やるべき作業を付箋に書き込んで、目立つところに貼り付けることも多い。パソコンのモニター周辺が付箋だらけになっている人を見かけることもある。けれど、紙の付箋ははがれたり、他の書類に紛れたりすることもありがち。デスクトップに付箋を貼れるフリーソフトもあるけど、探すのが面倒ならWindows 7が持つ付箋機能を活用してはいかがだろう。

■知っ得No.202 付箋機能の活用でスケジュールを管理する
Windows 7の「アクセサリー」の中には、数々の便利な機能があるが、意外に使わずに気づかないことも多い。その中の1つが「付箋」機能だ。周囲のスタッフに教えると、そんな機能があったの? と驚かれることがよくある。

●1枚表示しておけば以降の表示はラク
スタートメニューからたどって付箋を起動するのはちょっと面倒だが、とにかく最初の1枚を表示しておくと良い。[+]ボタンのクリックで、すぐに付箋を増やすことができるので、メモしたいときに素早く利用できる(画面1)。付箋はサイズを調整可能なので、ムダな余白はなしにしたほうが、デスクトップがスッキリする(画面2)。
画面1 最初の1枚を表示するには、スタートメニューから[すべてのプログラム]→[アクセサリ]→[付箋]を選択する。以降は、[+]ボタンのクリックで、新しい付箋を追加できる。

画面2 右下部分をドラッグすれば、サイズを調整できる。上の部分をドラッグすると、移動して並べ替えられる。優先順位の高いものを上にするなど、ルールを決めておこう。

●1枚に1件書き込んで、処理したら削除する
付箋に記述するときには、1枚に1つの要件のみを書くのがポイント。複数のことを書くと、下方に書いたことを見落としてしまいがちになる。また、1枚に1件なら要件が済んだらすぐに削除できるから、デスクトップには未処理の要件のみ残ることになる(画面3)。
画面3 要件が済んだら、[×]をクリックして、付箋を削除しよう。このあと確認画面が表示されたら、[はい]をクリックする。

●重要度や緊急度で色分け
次のポイントは色分けのルールを決めておくこと。付箋は色分けできるので、重要な要件は「ピンク」、緊急度の高い要件は「緑」などの色を自分で決めておくと、次に何をやるべきかわかりやすい(画面4、5)。
画面4 付箋を右クリックして、メニューから色を選択しておこう。

画面5 要件の内容に応じた色を設定しておけば、次にするべきことがすぐにわかる。

付箋機能を使うメリットには、パソコンと一緒に持ち歩けることもある。モニターや机周辺にはった付箋をそのまま移動することはできない。特に、ノートパソコンユーザーにとっては、机周辺の環境をそのまま移動できるのと同じことになるので、ぜひ積極的に活用してほしい。

編集部:池田利夫+岡本奈知子(ジャムハウス)
制作編集:エヌプラス
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