海外の会社と仕事をしているとき、気を付けなくてはいけないのが時刻。電話をするのに、つい時差を計算し間違えて、迷惑な時間にかけちゃった、なんてのはビジネスマンの恥だ。こんなことのないよう、画面上で相手の時刻をチェックできるようにしてしまおう。

■知っ得No.203 海外の時刻を表示してただちに確認できるようにする
Windows 7のタスクバーの右側には時計が表示されている。時刻のチェックに利用している人も多いのでは? 実はこの時計、最高で3つまでの時刻を表示できる。海外の時刻を設定しておけば、いざというときにパッと確認できて便利なのだ。海外の取引先、出張中の同僚、旅行中の友達に連絡するときに活用してみよう。

●時計を追加する
タスクバーの時計を右クリックし、[日付と時刻の調整]を選択する(画面1)。[日付と時計]ダイアログボックスが表示されたら、[追加の時計]タブで、[この時計を表示する]をオンにし、相手先のタイムゾーンを選択する。[表示名の入力]にわかりやすい名前を設定したら、[OK]をクリックしよう(画面2)。これで設定は完了だ。
画面1 タスクバーの時計を右クリックして表示されるショートカットメニューから[日付と時刻の調整]を選択する。

画面2 [この時計を表示する]をオンにし、タイムゾーンを選択する。表示名には、国名などを付けておこう。

●相手の時刻を確認する
さて、続いて実際に相手の時刻を調べてみよう。見たところ、タスクバーの時計表示は変わらず、現在時刻が表示されているが、ここにマウスポインターを合わせてみて欲しい。すると、時計がポップアップされ、現在時刻と、追加した時計の時刻の2つが表示されるのだ(画面3)。
画面3 時計がポップアップ表示。現在時刻と、新たに追加した時計の両方が表示される。

このように、マウスポインターを合わせるだけで、簡単に相手の時刻を知ることができる。時計には曜日も表示されているので、相手と日にちがずれていればそれも確認できる。

●ウィンドウを開いて確認する
ポップアップで時刻を確認するだけでなく、タスクバーの時計をクリックすれば、アナログ時計とカレンダーを大きく表示できる(画面4)。
画面4 カレンダーとアナログ表示の時計を表示することもできる。

同様の設定で、3つめの時計も追加して、表示できる。意外に面倒な時差の計算にも、これで悩まされないし、眠い声で出てきた相手に謝ることも防ぐことができる。

編集部:池田利夫+岡本奈知子(ジャムハウス)
制作編集:エヌプラス
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