携帯電話市場に急速に普及してきているスマートフォン。最先端を先取りするアーリーアダプター層だけでなく、もはや一般的なマジョリティ層にも浸透している。これは、つまるところ熟年層などにも徐々にだが、スマートフォンが受け入れられているということになる。

このスマートフォンは、携帯電話とパソコンの両方の良いところを利用できる便利な電子機器であることが人気となっている理由だ。中でも人気モデルとなっているのは、高性能を売りにしたハイエンドモデルとなっている。いわゆる、車なら高級車やスポーツカーといったところだ。

そのため、今使っている携帯電話から乗り換えるには、価格も高いし、使いこなせるのかといった心配もある。現在、軽自動車などのエコカーが人気となっているように、もっと自分にあった普通に日常生活で使えるスマートフォンを選びたいといった人もいるだろう。

今回は、今夏モデルもひと通り出揃った今、価格が高いフラッグシップモデルと機能も変わらず、手頃な価格で手に入り、それでいて、かゆいところに手が届いている使いやすさも兼ね備えたドコモスマートフォンを紹介しよう。

■若者はこれを狙え!Optimus bright L-07CとP-07C
まずは、若い人にオススメなのが、韓国のアイドルグループ「KARA」がテレビCMを行っている「Optimus bright L-07C」だ。

この機種は、屋外でも見やすい世界最高輝度(700カンデラ)の明るい液晶を採用しており、直射日光が強い夏でもバッチリ見えるのだ。アクティブな若者なら、こういった要素が非常に大事になってくる。

また、ボディーカラーがブラックとホワイトの2色なのだが、標準で背面カバーに着せ替え用カバーがそれぞれ3色ずつ同梱されており、気分に合わせてイメチェンできるようになっている。

また、価格もお手頃で、機種変更でも実質30,870円となっており、ハイエンドモデルとして人気の「GALAXY S II SC-02C」の実質40,950円と比べると1万円も安い。これは、ドコモオンラインショップでの価格(8月25日現在)なので、店舗によってはさらに安くなる可能性もある。※価格は編集部調べ
世界最高輝度で高精細なIPS液晶を搭載。視野角も広い


各色とも3色ずつの背面カバーが同梱される。白には白・ピンク・水色が付属

次にオススメしたいのが、P-07Cだ。パナソニック初のスマートフォンで、約4.3インチの大画面ディスプレイを搭載していながら、手の小さな女性でも片手で操作しやすいように工夫された機種となっている。

例えば、ロック画面が右手と左手とどちらでも解除できるように弧が両向きになっているほか、ロック画面の弧を解除した方向と同じ方向にメニューのタッチスピードセレクターが向くという仕組みになっている。このタッチスピードセレクターも片手でアプリなどの機能を選択しやすいように搭載したメニューなのだ。

さらに、文字入力が一番タッチ回数が多くなると思われるが、入力を行うソフトキーボードも大きさや見た目を自由にカスタマイズできるようになっている。ホーム画面なども自分好みに変更できるなど、壁紙などの多くの機能をデコレーションできる“トータルデコ”ができるのだ。これは、特に女子には嬉しいと思われる。
ロック画面では、弧が両向きにある。やりやすい向きでなぞるとロックが解除される

左からタッチスピードセレクター、キーボードカスタマイズ、壁紙デコ


■年齢を感じてきた人にオススメ!AQUOS PHONE f SH-13CとF-12C
一方で、ちょっと最近小さい文字が読みにくい、電話で相手の声が聞き取りづらいといった人には、AQUOS PHONE f SH-13CやF-12Cが良い。まず、AQUOS PHONE f SH-13Cだが、ワイヤレス充電規格「Qi(チー)」に対応した世界初のスマートフォンで、同梱される専用パッドに置くだけで充電されるので、いちいち充電するのに細かなmicroUSB端子に本体を接続しなくても済むのだ。これが意外と思ったより、楽チンなのだ。

また、キッチンや水場で使う場合にも便利な防水・防塵(IPX5・IPX7・IP5X準拠)に対応しているので、もしもの時にも安心して使える。
おくだけ充電ならまさに“おくだけ”で充電が行われる。充電中は、青くランプが点灯するのでわかりやすい

防水・防塵対応なのでキッチンやバス、雨の日、間違ってお茶をこぼすなどといった水場での利用も安心だ

F-12Cはさらに熟年層にオススメならくらくホンシリーズにも搭載されている相手の声が聞き取りやすくなる「スーパーはっきりボイス3」や「ぴったりボイス」に対応している。しかも、生年月日を登録しておけば、「あわせるボイス」によって年齢に応じて聞き取りにくくなる高音部分を自動で強調してくれる賢さなのだ。

さらに、操作方法がわからなくても、マイクに向かって声でやりたいことや知りたいこと言うだけで、対応アプリを起動できる「しゃべってカンタン操作」にも対応している。さらに、スムーズに使い始められる簡単初期設定にも対応しており、わかりやすく最低限の設定について自分に合ったものにできるのだ。
発信呼び出し中や通話中は、画面の右上にはっきりボイスなどが適用されているかどうかが表示される

しゃべって簡単操作アプリなら「○○さんにメール」や「○日○時から会議」と話すだけで、○○さん宛のメール作成やカレンダーで○日○時の予定作成が簡単に行える

F-12Cは価格も4機種中でもかなりお手頃だ。機種変更で実質24,990円となっており、ハイエンドモデルとして人気の「GALAXY S II SC-02C」の実質40,950円と比べると1万5000円以上安い。これは、ドコモオンラインショップでの価格(8月24日現在)なので、店舗によってはさらに安くなる可能性もある。※価格は編集部調べ


■自分に合った機能をチョイスして最適モデルを選ぼう
このように、ハイエンドモデル以外でも、使いやすい機能が多く搭載されており、なにより、例えば、P-07CやAQUOS PHONE f SH-13C、F-12Cには、おサイフケータイや赤外線といったニーズの高い機能も搭載されているので、ハイエンドモデルでなくとも欲しい機能は十分揃っていると言えるだろう。

スマートフォンが身近になってきた今、自分が欲しい機能をじっくりと見極め、何が何でもスペックの高いモデルというのではなく、コストパフォーマンスの高いエントリーモデルも検討してみることは重要なことだ。価格も機能も自分にフィットした機種を選択しよう!

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