ネット犯罪を目論むウイルス作成者は、ユーザの多いOSやソフト、ブラウザを狙うことから、WindowsOSを狙うウイルスの数は、MacOSを狙うウイルスの数と比較にならないくらい多く、そのため、Macユーザは一様にウイルスに対して無防備であると言えます。
では、MacOSに潜む危険とはどれほどのものなのでしょうか。
MacOSを狙うウイルスの中で最も知られているのが、1998年ごろに出回った「AutoStart」と呼ばれるワーム型のウイルスがあります。これは、「Quick Time」の自動再生機能を利用し感染を広げるワームで、DTP業界を中心にMOなどのリムーバブルメディアを解して感染を拡大しました。
Appleは、そのおよそ3年後にアーキテクチャを見直し、UNIXベースの「Mac OS X」をリリース、そのお陰でそれ以前に流行ったウイルスは動作しないという喜ぶべき状況になりました。
とはいえ喜びも束の間、2007年から2008年にかけ、「Trojan:OSX/DNSChanger」や「Backdoor.Mac.Hovdy.a」というトロイの木馬が相次いで発見され、Macユーザを震撼させたのは記憶に新しいのではないでしょうか。
これは、Macユーザの数が増加傾向にあることで、ウイルス作成者の関心がシフトしていることが挙げられます。
既に、多くのウイルスに狙われてきたWindowsユーザは、ウイルス対策ソフトの導入は当然のことながら、これまで報道されているさまざまな情報もあり、経験値が高いといえますが、Macユーザはどうでしょう。
実際、フィッシング詐欺やSEOポイズニングなどのインターネット経由の脅威は、OSに関係がありませんし、ほとんどのMacユーザは、十分なセキュリティ対策ができていないことが起因し、被害が拡大しやすいと言われています。
国内でアンチウイルス事業を展開している多くのセキュリティ企業からは既にMac向けのセキュリティ製品が販売されていることからも、Macだから安心というように楽観視はできなくなってきているのが現実です。
エフセキュアでも、「BIGLOBE Protection for Mac」や「Exciteインターネットセキュリティ」などのISPやサービスプロバイダなどの通信事業者経由で、既にMac OS用のセキュリティソリューションを提供しており、2011年9月2日からはAppleの最新OSである「Mac OS X Lion」にもいち早く対応しています。
Macユーザのみなさま、被害に遭う前にまずはウイルス対策ソフトを導入し、ネット経由の脅威にも引っかからないよう、最新のセキュリティ動向に敏感になるなど、新たな脅威と戦うための備えをお忘れなく!
■世界で起こるサイバークライム
本ブログでも紹介された「Fatal System Error」の翻訳本が10月にいよいよ発売になります。私は監修者として参加し、日本でのサイバー犯罪の状況、ソニー事件等について加筆して、タイトルを「サイバー・クライム」として出版することになりました。捜査機関がサイバー犯罪組織に乗り込み、逮捕に至るまでを記した…
株式会社サイバーディフェンス研究所 by: 福森 大喜 (2011年9月2日)
…続きを読む
■エフセキュアでの20年
私は昨日、これを受けとった。エフセキュアで20年間、働いてきたのだ。1991年にこの会社に加わった時、私は21歳だった。当時はMacintosh LC IIと、MS-DOS 3.3およびWindows 3.0が動作する386台のPCで仕事をしていた。少し後になって、NeXTシステムも入手した…
エフセキュア・コーポレーション by: ミッコ・ヒッポネン (2011年9月2日)
…続きを読む
■社会人ドクター挑戦日記 in 横浜 #1
さてさて、久しぶりのブログ更新となりましたが、タイトルでもお分かりのように、この4月から大学院に通うことになりました。社会人として働きながら博士号取得を目指します。
エフセキュアブログ管理者の尾崎さんなどの強い後押しもあり、この場を借りて、ゴールまでの道のりをリアルタイムでレポートすることになりました…
株式会社セキュアブレイン by: 星澤 裕二 (2011年9月1日)
…続きを読む
■エフセキュアブログを読む
■エフセキュア公式ページ
■本当に役立つセキュリティの記事をもっとみる
・Googleが狙われた!大手認証局がハッキングされ、偽SSL証明書を発行
・新しいワーム型ウイルス「Morto」がWindowsを狙ってる!
・軍事機密を盗む高度なハッキングの手口とは
・ファイル名やアイコンを偽装して、拡張子をごまかすウイルス
・中国人民解放軍のサイバー攻撃システムがテレビで放映された!
エフセキュア インターネットセキュリティ 2011 3PC 1年版
(2010-09-15)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る
本ブログでも紹介された「Fatal System Error」の翻訳本が10月にいよいよ発売になります。私は監修者として参加し、日本でのサイバー犯罪の状況、ソニー事件等について加筆して、タイトルを「サイバー・クライム」として出版することになりました。捜査機関がサイバー犯罪組織に乗り込み、逮捕に至るまでを記した…
株式会社サイバーディフェンス研究所 by: 福森 大喜 (2011年9月2日)
…続きを読む
■エフセキュアでの20年
私は昨日、これを受けとった。エフセキュアで20年間、働いてきたのだ。1991年にこの会社に加わった時、私は21歳だった。当時はMacintosh LC IIと、MS-DOS 3.3およびWindows 3.0が動作する386台のPCで仕事をしていた。少し後になって、NeXTシステムも入手した…
エフセキュア・コーポレーション by: ミッコ・ヒッポネン (2011年9月2日)
…続きを読む
■社会人ドクター挑戦日記 in 横浜 #1
さてさて、久しぶりのブログ更新となりましたが、タイトルでもお分かりのように、この4月から大学院に通うことになりました。社会人として働きながら博士号取得を目指します。
エフセキュアブログ管理者の尾崎さんなどの強い後押しもあり、この場を借りて、ゴールまでの道のりをリアルタイムでレポートすることになりました…
株式会社セキュアブレイン by: 星澤 裕二 (2011年9月1日)
…続きを読む
■エフセキュアブログを読む
■エフセキュア公式ページ
■本当に役立つセキュリティの記事をもっとみる
・Googleが狙われた!大手認証局がハッキングされ、偽SSL証明書を発行
・新しいワーム型ウイルス「Morto」がWindowsを狙ってる!
・軍事機密を盗む高度なハッキングの手口とは
・ファイル名やアイコンを偽装して、拡張子をごまかすウイルス
・中国人民解放軍のサイバー攻撃システムがテレビで放映された!
エフセキュア インターネットセキュリティ 2011 3PC 1年版
(2010-09-15)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る