プロセッサやビデオカードとともに、マザーボードはPCパーツの中でもパソコンの性能を決めるのに重要なポイントとなる。パソコンを自分で組み立てる自作PCユーザーは、マザーボード選びに余念がない。そうしたマザーボードを供給しているメーカーのひとつが、「ギガバイトのPC道場」でお馴染みのギガバイトだ。
同社は「パソコンなんて難しくない!ドクター・ラビットで今さら聞けないPC技術をガッチリ学ぼう」でお伝えしたように、ユーザーサービスの面でもユーザーを大切にするメーカーでもある。
そのギガバイトが2011年9月17日、「第3回クラブギガバイトワークショップ」を開催したので、ここで紹介しよう。
■湿気に強く低消費電力を紹介 - 日本ギガバイト 岩政氏
「クラブギガバイトワークショップ」は、ギガバイトの製品やその特徴について紹介したり、ユーザーからの質問や疑問などをギガバイト社員に投げかけたり、双方向のコミュニケーションによって毎回のテーマに沿って楽しく学び、また交流の場となることを目的としたワークショップだ。
今回のテーマは「秋のGIGABYE通信 ~旬なGIGABYTE情報グルメをお届けします~」で、GIGABYTE最新情報をいち早くキャッチすることができる。会場には、20名近いユーザーが招待された。
第一部では、スタッフとユーザーの自己紹介ののち、営業担当の岩政氏よりマザーボードに搭載されている最新技術についての解説があった。
「Ultra Durable 4 Classic」は、ローエンドモデルに提供される新しい技術だ。今までのUltra Durableに比べて、PCBに使う素材を見直している。対応製品は、まだ日本には出ていないが、これから登場する予定*とのこと。ユーザーにとっては、今から楽しみとしか言いようがない。
*対応製品としてH61M-DS2が先週末より発売開始された
そんな「Ultra Durable 4 Classic」の最大の特長は、湿気に強い新開繊クロス方式をPCB基盤に採用した点だ。日本のように湿度が高い地域では、マザーボードのトラブルが起きやすい。
GIGABYTEはこの湿気に対して真っ正面から取り組み、PCBの編み方に独自の工夫を施した新開繊クロス方式のPCBを採用することで、湿度上昇に伴うトラブルからシステムを保護しているのだ。
このほかにもUltra Durable 4 Classicマザーボードは、従来のICに比べて静電気放電に対する抵抗が約3倍強い高品質ICマイクロチップを採用したり、Dual BIOSにより突然の停電に耐えるようにしたりと、何かしらのトラブルが起こった場合でも、メーカーや代理店へ修理に出す手間を省くような対策が施されている。
またGIGABYTEの節電への新しい取り組みとして、新しいアプリケーション「GIGABYTE TDPユーティリティ」の紹介があった。TDPは低電費(TeiDenPi)の略称であり、文字通りにシステムの消費電力を抑えるものだ。
同ユーティリティは近日中に公式ホームページよりダウンロード可能だ。実行すると、以下の状態にマザーボードを自動設定し、高負荷時の消費電力を削減してくれる。
プレゼンの最後には、未発表のマザーボード「A75 mini-ITXモデル」が発表され、試作段階の実物を見ることができた。
■PCを省電力化する「TDPユーティリティ」
引き続き、日本ギガバイト 技術担当の岡田氏より実演デモが実施された。
「TDPユーティリティ」は、先ほども紹介したように自動でBIOSを省エネモードで動作させるユーティリティソフトだ。現時点では、Intel Z68チップセットのみをサポートする。
使い方としては、公式サイトよりダウンロードして実行するだけでよい。テストマシンはIntel Core i7 2600なので、本来であれば4コアで動作するが、「TDPユーティリティ」により1コアで動作させることができる。
プロセッサに負荷が掛かった状態でテストすると、「TDPユーティリティ」を有効にすることで、消費電力(ワット)を130~133Wから80~83Wに下げることができる。
「DISK Mode Switch」は、SATA転送モードを「IDE」「AHCI」「RAID」への切り替えを実行するユーティリティだ。Z68/P67/H67/H61シリーズ※のマザーボードに対応する見込みだ。
※サポートはモデルによって異なる場合がある
「IDE」を「AHCI」に切り替えるためには、通常、OSのクリーンインストールを行う必要があり、アプリケーションも入れ直さなければならない。しかし、GIGABYTEオリジナルの「DISK Mode Switch」があれば、そういった手間を掛けずにモードを切り替えられるわけだ。
そのほかにも、ネットワークの優先順位を制御できる「LAN Optimizer」、インテル純正のオーバークロックユーティリティソフト「Intel Extreme Tuning Utility」の紹介があった。
いずれのユーティリティも、自作PCユーザーにとっては興味を惹くのに十分すぎるものばかりだった。
■熾烈を極めた「GIGABYTEたほいやゲーム」
「たまには、ゲームをやってみてもよいのではないか」ということで、「GIGABYTEたほいやゲーム」が実施された。
たほいやとは、辞書から選んだ単語について、自訴にある本来の説明文と参加者がでっち上げた偽の説明文を混ぜ、そこから辞書にある説明文を当てるゲームだ。某テレビ局のバラエティ番組でも取り上げられた。
今回は、GIGABYTEが選んだマザーボード関連の用語について、ギガバイトが定義する説明文と参加者がでっち上げた偽の説明文を混ぜ、そこからギガバイトが定義する説明文を当てるというものだ。
ユーザーをAssassin、Sniper、Guerrilla、OCの4チームに分けて、「USB3.0」「EZ Smart Response」「Touch BIOS」をお題とした「GIGABYTEたほいやゲーム」が始まった。
参加者はGIGABYTEファンであるだけに、たほいやゲームは熾烈を極めたが、わずかな点数の差で、Sniperチームが勝利して、チーム全員にリモコン操作で楽しめるGIGABYTE特製ヘリコプターがプレゼントされた。
リモコン操作のGIGABYTE特製ヘリコプター
クラブギガバイトワークショップは短い時間だったが、マザーボードの最新技術に触れることができ、ユーザー同士の交流も深めることができた。
GIGABYTEでは、今後も、ワークショップを継続し、ユーザーとの結びつきを大切にしていくとしている。
■Ultra Durable 4 Classic専用ページ
■GIGABYTE公式ホームページ
■日本ギガバイト公式ブログ「ギガバイ子日誌」
■日本ギガバイト公式Twitterアカウント
■facebook GIGABYTEマザーボードテクニカルコラム
■【GIGABYTEのPC道場】
「クラブギガバイトワークショップ」は、ギガバイトの製品やその特徴について紹介したり、ユーザーからの質問や疑問などをギガバイト社員に投げかけたり、双方向のコミュニケーションによって毎回のテーマに沿って楽しく学び、また交流の場となることを目的としたワークショップだ。
今回のテーマは「秋のGIGABYE通信 ~旬なGIGABYTE情報グルメをお届けします~」で、GIGABYTE最新情報をいち早くキャッチすることができる。会場には、20名近いユーザーが招待された。
第一部では、スタッフとユーザーの自己紹介ののち、営業担当の岩政氏よりマザーボードに搭載されている最新技術についての解説があった。
日本ギガバイト 営業担当の岩政氏 |
「Ultra Durable 4 Classic」は、ローエンドモデルに提供される新しい技術だ。今までのUltra Durableに比べて、PCBに使う素材を見直している。対応製品は、まだ日本には出ていないが、これから登場する予定*とのこと。ユーザーにとっては、今から楽しみとしか言いようがない。
*対応製品としてH61M-DS2が先週末より発売開始された
そんな「Ultra Durable 4 Classic」の最大の特長は、湿気に強い新開繊クロス方式をPCB基盤に採用した点だ。日本のように湿度が高い地域では、マザーボードのトラブルが起きやすい。
GIGABYTEはこの湿気に対して真っ正面から取り組み、PCBの編み方に独自の工夫を施した新開繊クロス方式のPCBを採用することで、湿度上昇に伴うトラブルからシステムを保護しているのだ。
新開繊クロス方式のPCB |
このほかにもUltra Durable 4 Classicマザーボードは、従来のICに比べて静電気放電に対する抵抗が約3倍強い高品質ICマイクロチップを採用したり、Dual BIOSにより突然の停電に耐えるようにしたりと、何かしらのトラブルが起こった場合でも、メーカーや代理店へ修理に出す手間を省くような対策が施されている。
またGIGABYTEの節電への新しい取り組みとして、新しいアプリケーション「GIGABYTE TDPユーティリティ」の紹介があった。TDPは低電費(TeiDenPi)の略称であり、文字通りにシステムの消費電力を抑えるものだ。
同ユーティリティは近日中に公式ホームページよりダウンロード可能だ。実行すると、以下の状態にマザーボードを自動設定し、高負荷時の消費電力を削減してくれる。
マザーボードを自動的に設定し、高負荷時の消費電力を削減してくれる |
プレゼンの最後には、未発表のマザーボード「A75 mini-ITXモデル」が発表され、試作段階の実物を見ることができた。
未発表のマザーボード「A75 mini-ITXモデル」 |
「REV0.1」のプリントが見られる |
■PCを省電力化する「TDPユーティリティ」
引き続き、日本ギガバイト 技術担当の岡田氏より実演デモが実施された。
「TDPユーティリティ」は、先ほども紹介したように自動でBIOSを省エネモードで動作させるユーティリティソフトだ。現時点では、Intel Z68チップセットのみをサポートする。
「TDPユーティリティ」について説明する、日本ギガバイト 岡田氏 |
使い方としては、公式サイトよりダウンロードして実行するだけでよい。テストマシンはIntel Core i7 2600なので、本来であれば4コアで動作するが、「TDPユーティリティ」により1コアで動作させることができる。
プロセッサに負荷が掛かった状態でテストすると、「TDPユーティリティ」を有効にすることで、消費電力(ワット)を130~133Wから80~83Wに下げることができる。
消費電力(ワット)を130~133Wから80~83Wに下げることができる |
「DISK Mode Switch」は、SATA転送モードを「IDE」「AHCI」「RAID」への切り替えを実行するユーティリティだ。Z68/P67/H67/H61シリーズ※のマザーボードに対応する見込みだ。
※サポートはモデルによって異なる場合がある
「IDE」を「AHCI」に切り替えるためには、通常、OSのクリーンインストールを行う必要があり、アプリケーションも入れ直さなければならない。しかし、GIGABYTEオリジナルの「DISK Mode Switch」があれば、そういった手間を掛けずにモードを切り替えられるわけだ。
SATA転送モードを切り替える「DISK Mode Switch」 |
そのほかにも、ネットワークの優先順位を制御できる「LAN Optimizer」、インテル純正のオーバークロックユーティリティソフト「Intel Extreme Tuning Utility」の紹介があった。
いずれのユーティリティも、自作PCユーザーにとっては興味を惹くのに十分すぎるものばかりだった。
■熾烈を極めた「GIGABYTEたほいやゲーム」
「たまには、ゲームをやってみてもよいのではないか」ということで、「GIGABYTEたほいやゲーム」が実施された。
たほいやとは、辞書から選んだ単語について、自訴にある本来の説明文と参加者がでっち上げた偽の説明文を混ぜ、そこから辞書にある説明文を当てるゲームだ。某テレビ局のバラエティ番組でも取り上げられた。
今回は、GIGABYTEが選んだマザーボード関連の用語について、ギガバイトが定義する説明文と参加者がでっち上げた偽の説明文を混ぜ、そこからギガバイトが定義する説明文を当てるというものだ。
ユーザーをAssassin、Sniper、Guerrilla、OCの4チームに分けて、「USB3.0」「EZ Smart Response」「Touch BIOS」をお題とした「GIGABYTEたほいやゲーム」が始まった。
「GIGABYTEたほいやゲーム」ギガバイトからの正解は3番。 |
参加者はGIGABYTEファンであるだけに、たほいやゲームは熾烈を極めたが、わずかな点数の差で、Sniperチームが勝利して、チーム全員にリモコン操作で楽しめるGIGABYTE特製ヘリコプターがプレゼントされた。
リモコン操作のGIGABYTE特製ヘリコプター
クラブギガバイトワークショップは短い時間だったが、マザーボードの最新技術に触れることができ、ユーザー同士の交流も深めることができた。
GIGABYTEでは、今後も、ワークショップを継続し、ユーザーとの結びつきを大切にしていくとしている。
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