Kingston特集」で紹介しているKingston Technology(以下、Kingston)は、メモリ製品で世界をリードする独立系メモリメーカーだ。デスクトップPC、ラップトップPC、サーバ、プリンタのメモリから、スマートフォン、携帯電話、デジタルカメラ、MP3プレーヤーのフラッシュメモリまで、設計と製造、販売をしている。

そんな同社は、発売前のワイヤレスポータブルストレージ「Wi-Drive」をより多くの人に体験してもらうことを目的に、「Wi-Drive」のTouch&Tryイベント「Wi-Drive connects you and your friend」を、2011年9月24日、JR秋葉原駅構内にて開催した。「Wi-Drive」の性能を実際に体験できるということもあり、多くの人がブースを訪れた。

■Apple端末のメモリ容量を2倍にする「Wi-Drive」
iPhoneやiPad、iPodなどのApple端末の内蔵メモリ容量は限られており、音楽や写真、動画をたくさん詰め込むと、メモリはすぐに一杯になってしまう。そのため、新たにデータを保存するには現在のデータを削除もしくは転送しなければならない。

「Wi-Drive」は、Apple端末向けに開発されたポケットサイズのワイヤレスポータブルストレージだ。Wi-Driveに保存されたデータはiPhoneやiPad、iPodでの閲覧が可能となるため、ユーザーはApple端末の内蔵メモリ以上のデータを携帯できるようになる。容量の違いで、16GBモデルと32GBモデルの2種類が用意されている。
イベントではApple端末からWi-Fi経由で「Wi-Drive」に接続できた。

■ファイル共有が簡単にできる「Wi-Drive」
Wi-Driveの最大の特長は、Apple端末の容量を拡張するだけでなく、保存データを家族や友達たちと簡単に共有できる点だ。パソコンから音楽や写真、ビデオ、PDFなどのコンテンツをあらかじめWi-Driveに保存しておけば、iPadやiPhoneなどのApple端末から、Wi-Fi経由でそれらのメディアコンテンツにアクセスすることができる。

実際にWi-Driveを使ってみたが、動画がスムーズに再生できたことに驚いた。スタッフによると、オンラインストレージとは違い、インターネットの回線速度に影響されないので、高速にアクセスできるとのことだ。

「Wi-Drive」はiPhoneとほぼ同じ大きさで、厚さは9.8mmというスリムなボディだ。これなら、カバンの中に入れておいても邪魔にはならないだろう。
「Wi-Drive」は、本体は9.8mmというスリムなボディだ。

気になるバッテリーだが、駆動時間は約4時間と、ちょっとした外出で使用するには十分な時間と言えるだろう。バッテリーは、USBポート経由で充電する。

また、Wi-DriveのTouch&Tryブースだけでなく、HyperXメモリやUSBドライブ「DataTravelerシリーズ」、SATA 3.0対応HyperX SSDなどKingstonの最新製品も特設ブースで展示されていた。特に、HyperX SSDは現行のSSDの中でも最速とうたわれており、来場者の興味を引いていた。
メモリモジュールをはじめとするKingston製品が陳列されていた。

「Wi-Drive」は、iPhone/iPad/iPodのメモリ容量を拡張し、他のユーザーとファイル共有を簡単に行える画期的な周辺機器であるだけに、ユーザーには注目度の高い製品と言えるだろう。
Touch&Tryイベント「Wi-Drive connects you and your friend」は、発売前の「Wi-Drive」を体験できる機会ということもあり、多くの人が足を止め、「Wi-Drive」の性能を楽しんでいた。
Touch&Tryイベント「Wi-Drive connects you and your friend」のブース。

なお、 「Wi-Drive」は総合オンラインストア「Amazon.co.jp」を通じて発売されている。

「Wi-Drive」販売情報
キングストン

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